GroovyとGvTagsで手軽にWebアプリ開発 - GvTags 0.1.0公開

    杉山貴章  [2005/07/14]

    昨今のWebアプリケーション開発においては、JSP(Java ServerPages)やServletなどJavaベースの技術もさることながら、PHPなどのスクリプト言語も高い人気を誇っている。この理由としては、スクリプト言語の方がJavaよりも手軽に利用でき、中小規模のシステムにおいては開発期間短縮を図ることができるという点が挙げられる。Java技術ベースとしたシステムにおいてもPHPなどと同じように手軽に開発が行えたらと思ったことはないだろうか。

    GvTagsはそういった要求に答えるために開発された、Groovyのためのタグライブラリである。GroovyはJSR(Java Specification Request)-241で標準化されているJavaプラットフォーム上で動作するスクリプト言語で、Javaの全ての機能をスクリプト言語として利用することができる。GvTagsは、そのGroovyからJSPを利用できるようにするための拡張ライブラリを提供する。これを利用することで、JavaベースのWebアプリケーションをPHPのようなスクリプト言語と同様の手軽さで開発できるようになる。

    GvTagsは以下のような特徴を持つ。

    • Javaとスクリプト言語の両方の特徴を合わせ持つ
    • XMLベースのタグ構文
    • ServletコントローラによってMVCプログラミングが実現できる
    • Groovy経由でのJavaクラスライブラリの利用
    • JSP 2.0をサポート
    • ライセンスはApache License 2.0を採用

    プロジェクトは11日(現地時間)、最新版となるバージョン0.1.0をリリースした。このリリースでGroovyの構文を完全にサポートした。また6月にGroovyプロジェクトよりGroovy 1.0 JSR-2がリリースされたが、GvTags 0.1.0ではこのJSR-2に対応している。

    現在のところはまだ未完成な部分が多いが、GvTagsが実用に耐えられるようになれば、Javaベースで作成されたシステムの内部構成を変更することなくスクリプト言語による開発に移行できるようになるかもしれない。プロジェクトでは今後、Groovy TemplateEngineやGroovy ServerPages(GSP)、動的タグ付け、ポートレット仕様、 Ajax用タグなどをサポートしていく予定だという。

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