Freescale、PowerPC G4後継の「MPC7448」を10月量産へ

 

米Freescale Semiconductorは、フロリダ州で開催された「Freescale Technology Forum」(6月20~23日)にて、同社最新のPowerPCプロセッサ「MPC7448」を公開した。MPC74xxファミリとしては初めて90nm SOIプロセスを採用する製品で、動作クロックは最高1.7GHz。すでにサンプル出荷は開始されており、量産は今年10月を予定、価格は1GHz版が100ドル(1万個ロット時)となる。

「MPC7448」。パッケージングは2種類用意される

搭載するコアは「e600」PowerPCコア。従来のG4コアに比べ、L2キャッシュが512KBから1MBに強化されているほか、システムバスも最高200MHzに対応する。90nmプロセスへの微細化により、消費電力を削減しつつ動作クロック・バスのスピードを向上したとされており、同社によれば、ギガヘルツクラスの性能を10W以下で提供可能としている。

MPC7448は、G4 PowerPCコアを搭載する従来のMPC7447/MPC7447Aとはピン互換で、ソフトウェアもそのまま動作可能。SIMDエンジン「AltiVec」や、ダイナミックにクロックを変化させる電力管理機能なども搭載している。

搭載されるe600コアは、昨年9月に発表された最新コアで、MPC7448のほか、SoCプラットフォームの「MPC8641」、そしてそのデュアルコア版「MPC8641D」が明らかにされていた。MPC8641/MPC8641DはDDR2メモリコントローラ、イーサネットコントローラ、PCI Expressインタフェースなどが統合。デュアルコアのMPC8641Dは、対称型(SMP)と非対称型(ASMP)のマルチプロセッシングをサポートするが、後者のときはそれぞれのコアで異なるOSを動作させることも可能だ。

PowerPCはこれまで、IBMのG5、同社のG4プロセッサがApple Computerの製品に搭載されてきたが、AppleはすでにIntel製CPUへの移行を表明している。Freescaleは、これについては「失望している」としつつも、ストレージ・ネットワーク機器からプリンタ・ゲーム機など、幅広く利用されているPowerPCアーキテクチャには自信を見せており、「投資は今後も続ける」としている。

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