コンテンツ管理インタフェース標準 - JSR 170/Java Content Repository 1.0

杉山貴章  [2005/06/20]

Java Communitiy Processは17日(現地時間)、JSR 170として標準化が進められているJava Content Repository(JCR)のバージョン1.0を公開した。JSRはコンテンツ管理のためのインタフェース標準で、Javaプログラムにおいてファイルやデータなどのコンテンツを管理するための機能を提供する。

JCRにおいては、コンテンツの管理はリポジトリ単位で行われる。リポジトリには複数のワークスペースが含まれ、各ワークスペースはノードとプロパティによってツリー構造を構成する。プロパティとはノードの属性のことで、コンテンツはこのプロパティとしてリポジトリ内に保持されることになる。

JCRによって提供される機能は主にこのワークスペースに対するアクセス方法であり、その内容はレベル1とレベル2に分類される。

レベル1では以下の機能が提供される。

  • ノード/プロパティの検索や走査
  • プロパティの読み込み
  • 名前空間の一時的な変更
  • コンテンツのXMLへのエクスポート
  • XPathクエリのサポート
  • ノードタイプの取得
  • パーミッションの取得

レベル2では、レベル1のものに加えて以下の機能が提供される。

  • ノード/プロパティの追加と削除
  • プロパティの書き込み
  • 名前空間の変更
  • コンテンツのXMLからのインポート
  • ノードタイプの割り当て

そのほかに、オプションとして次のような機能も提供される。

  • トランザクションのサポート
  • バージョン管理
  • イベント通知
  • ロック機能
  • SQLのサポート

JCRを利用することで、開発者はアプリケーションごとにコンテンツを管理する方法を考慮する必要がなくなる。またコンテンツが保存されている物理的な媒体を意識することなく、標準APIによってアクセスできるようになる。さらに、アプリケーションに修正を加えることなく、コンテンツリポジトリを置き換えることも可能になる。

JSR 170として標準化が進められてきたJCPはドラフト段階から有望視されてきており、現段階で既に多くの製品がこれをサポートするようになっている。なお、Reference ImplementationはApache傘下のjackrabbitプロジェクトによって提供される。

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