航空機での携帯電話利用、2006年以降にも本格化か

 

フランスのパリ近郊にあるル・ブールジェ(Le Bourget)において、6月13~19日にわたり航空宇宙産業の総合展示会「Paris Air Show 2500」が開催されているが、注目トピックの1つとなっているのが、飛行機内での携帯電話利用である。

航空機通信技術の英ARINCとノルウェーの通信キャリアTelenorは6月13日(現地時間)、同所で展示されている米BoeingのB777-200LR Worldlinerが、今年末にも共同開発したAeroMobileという機内携帯電話通信技術を搭載することになると発表した。また、Boeingの子会社で最近になり機内Wi-Fi接続サービスの提供を始めたConnexion by Boeingが、来年2006年にも商用サービスを開始する予定だと、一部で報道されている。これらの情報を合わせれば、2005年内には技術的課題と法規的課題をクリアして、2006年には実際にサービスインできるめどが立ちつつあるようだ。

ARINCとTelenorは、AeroMobileの技術を今年4月に発表しており、今回はその技術が実際に採用されたことを意味している。AeroMobileは、今日就航している長距離の商用便のほとんどが採用している衛星通信機能を用いて、地上との通話を実現する技術である。これにより、地上3000フィート(約1万メートル)以上の高度を飛ぶ国際線や国内の長距離便などもカバー可能になるとみられる。またAeroMobileでは、将来的により高速通信が可能な衛星が登場しても、サポートが可能だという。

また通信社の米Reutersの6月17日(現地時間)の報道によれば、米Boeingの子会社で、飛行機内からインターネットに接続するための無線LANサービスを提供しているConnexion by Boeing社長のLaurette Koellner氏が、2006年のいずれかのタイミングで商用サービスを提供開始できる見込みだと語っている。同社は2004年初頭より独Lufthansa航空を皮切りに、日本航空や全日空などを含む世界各国の航空会社の就航便にこのサービスの提供を行っており。今回のKoellner氏のコメントは、機内での携帯電話接続サービスを、Connexion by Boeingのサービスの1つとして提供する計画であることを示している。これがAeroMobileのものとなるかは、現時点で不明である。

現在、米連邦航空局(FAA)などの各国の行政機関は、漏れた電波(ノイズ)が航空機器の誤動作を起こすとして、離陸後の航空機内での携帯電話の利用を禁じている。だが現在では携帯電話メーカー各社のノイズ対策も進んでおり、機内の特定のスペースでの携帯電話の利用を許可する方向で、規制緩和に向けて動き始めている。技術的課題をクリアするとともに、法的課題をクリアすることで、初めて本格的な商用サービス開始へとこぎつけられる。こうしたサービスは当初、一部のビジネスユーザーが対象となるが、近い将来には機内無線LANサービスとあわせ、より手ごろな価格で高速な接続サービスが広く利用されることになるだろう。



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