女の子をIT好きに育てる「CC4G」クラブ活動を発表 - 女性進出の足がかりに

    湯木進悟  [2005/06/16]

    英職業訓練機構のe-skills UKは、英南東イングランド開発公社(SEEDA: South East England Development Agency)と提携して、10~14歳の女子小中学生にITと親しむ機会を提供する「Computer Clubs for Girls(CC4G)」プロジェクトを正式に発表した。今年9月より、英国各地の小中学校でクラブ活動がスタートする。

    CC4Gの発足記念式典において、e-skills UKのCEOを務めるKaren Price氏は「現時点で(英国内の)IT業界で働く女性の割合は、ITワーカー全体のわずか20%に過ぎず、その要因として、IT関連の学部で学んでいる学生のうち、女性が占める割合はわずか20%に過ぎないことが挙げられるだろう。技術職を望む女性が増加することが必要であり、そのためには、どれほどIT業界が魅力的でバラエティーに富んでいるかを、実際に女子学生たちへ示すことが求められる」と語って、CC4Gの今後の活動に期待を表明した。

    今回の発表では、女の子が14歳までにIT嫌いとなってしまったら、その後はずっとIT関連の活動を避ける傾向が強まるとする調査結果などが紹介されている。CC4Gでは、小中学生の早い段階でITに親しむ機会を提供し、放課後のクラブ活動を通して、PCでデザインや音楽を楽しんだり、インターネットの世界に触れたり、eラーニングを活用したりしながら、女子生徒たちが自然にITへの興味・関心を深められるよう、指導していくという。

    すでにSEEDAは、南東イングランド地方の約3,500名の小中学生女子を対象とした、CC4Gのモニタープログラムを過去3年に渡って提供してきたようで、参加学生の65%は、以前よりIT業界の仕事に就くことを前向きに考えられるようになったと回答しているという。また、モニタープログラムに参加した学校の先生たちは、多くの女子生徒のICTスキルが伸びたことによって、学力全般の向上にも良い影響が見られたと報告している。

    CC4G の活動コース内容は、Cisco、IBM、Accenture、Microsoft、Dell、BT、Ford、British Airwaysなど、広く産業界から協力を得て整備・準備が進められる、とのこと。今年9月のスタート時点で、英国内の3,600の小中学校で提供が行われ、当初は15万人の女子生徒がCC4Gの対象になると見られている。

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