WebObjects 5.3リリース - EOModelerがXcodeに統合、HTML 4.0.1をサポート

米Apple Computerは、ウェブアプリケーションの開発・運用プラットフォーム"WebObjects"の新バージョン"WebObjects 5.3"をリリースした。既に同社の開発者向けウェブサイトApple Developer Connection(ADC)からダウンロード可能となっている。

WebObjectsは、NeXTのエンタープライズアプリケーション構築フレームワークに端を発する開発・運用環境で、3ティアのウェブサービスやJavaサーバアプリケーションの開発が可能。クライアントのインタフェースは、HTML、XML、SMIL、Swingなどを選択することができる。当初Objective-Cを開発言語としていたが、現在ではPure Javaでの開発が可能となっている。また、Servlet/JSP、EJB、RMI/IIOP、JTA/JTSをサポート、J2EEコンテナを用いての運用を行うことも出来る。

今回のバージョン5.3では、モデル層の設計・編集を行うデータモデリングツール"Enterprise Object Modeler"(EOModeler)がXcodeに統合された。これにより、Xcode 2.1のCoreDataモデリングツールを利用してEOModelの編集を行うことが出来る。HTMLを用いたプレゼンテーション層の編集を行うWebObjects Builder(WOBuilder)も アップデート、UIが新しくなったほか、HTML 4.0.1に準拠したコードを作成可能となった。従来のWOBuilderではHTML 3.2準拠のコードが作成されていた。また、これに伴い、WebObjectsのランタイムもHTML 4.0.1をサポートした。

そのほか、5.2からのおもな変更点としては、
  • NSArray、NSDictionary、NSSetなどがjava.util.Collectionインタフェースの実装となった
  • Direct To WebServicesにAxis 1.1が統合された
  • Oracle 10gとの動作保証が確認された
などとなる。

開発ツールの再編に伴い、開発環境の提供方法が変更されている。従来、WebObjectsの開発環境については、試用版と期限付きの試用ライセンスがADCで配布されていたものの、原則としてパッケージを購入して入手する必要があった。しかし、今回はXcode 2.1のディスクイメージに同梱される形で配布され、インストールオプションでWebObjectsのインストールを選択することができる。また、執筆時点で米Appleの製品サイトには価格などが記載されておらず、Mac OS XとはMac OS X ServerのApple Storeにおける販売ページへのリンクが張られているのみだ。Apple StoreにおいてはWebObjects 5.2の販売が続けられている。

これが、従来76,440円(Apple Storeプライス)のWebObjects開発環境の無料化となるのか、アップルコンピュータ広報ではまだ解らない、としている。しかし、WebObjectsという優れた開発フレームワークの入手が容易になったのは確かだ。WebObjectsは、IBM WebSphereやBEA WebLogicなどと比べると、大規模案件での採用などで目立たない印象もある。しかしながら、iTunes Music StoreやApple Storeなどでも広く採用されており、実績のあるプラットフォームといえる。今回のXcodeとの統合と提供方法の変更に伴って一層の普及が実現することを期待したい。

EOModelerがXcodeに統合された

WOBuilderがリニューアルされている



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