JSFでAjaxを簡単に実現 - AjaxFaces 1.0公開

    杉山貴章  [2005/06/07]

    CyberXP.NETは6日(現地時間)、JSF(JavaServer Faces)コンポーネントにおいてAjaxを実現するためのツールであるAjaxFaces 1.0を公開した。AjaxFacesを使用することで、JSFで構築するシステムを容易にAjaxに対応させることができる。

    今回公開された AjaxFaces 1.0には以下の内容が含まれている。

    • JSFでAjaxを実現するためのクラス群
    • AjaxFacesで使用するカスタムタグライブラリ(TLD)
    • 便利なUIコンポーネント群
    • サンプルコード
    • javadocによるドキュメント

    AjaxとはAsynchronous JavaScript + XMLの略で、JavaScriptの組み込みクラスであるXMLHttpRequestを利用したウェブアプリケーションのための技術のことを指す。XMLHttpRequestを利用することでサーバとウェブブラウザの非同期な通信が実現できるため、ウェブアプリケーションにおいてよりインタラクティブなユーザインタフェースを構築できるようになる。

    従来のウェブアプリケーションでは、ページの読み込みやマウスのクリックなど、ユーザが何らかのアクションを行ったタイミングでしか通信を開始することができなかった。JavaScriptのXMLHttpRequestクラスを利用すれば、バックグラウンドで任意のタイミングで通信を開始できるようになる。したがってAjaxを活用したページではデスクトップアプリケーションのように表示内容が逐次変更されるようなインタフェースを提供することができる。Ajaxの仕組みは、最近ではGoogle MapsやGoogle Suggestなどで採用されたことが話題になった。

    一方JSFは、Javaによるウェブアプリケーション開発においてユーザーインターフェースの作成を容易にするためのフレームワークである。AjaxFacesは、JSFとAjaxの組み合わせを容易に実現するための手段を提供してくれる。具体的には、JSFで作成されたUIコンポーネントがXMLHttpRequestをコールし、そのタイミングでサーバに対してサーブレット呼び出しを行うような仕組みになる。

    AjaxFacesではTreeやCalendarなどといったいくつかの作成済みUIコンポーネントも提供される。これらのコンポーネントもAjaxの導入に一役買ってくれることだろう。

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