携帯電話の普及限界に新風!? 超低価格の新機種が間もなく登場へ

湯木進悟  [2005/06/01]

米調査会社のPortelligentは、US25ドル以下で販売できるローエンドモデル携帯電話の開発について、メーカー各社に調査した最新レポートの発表を行った。先進諸国で携帯電話の新規加入ユーザーが減少傾向をたどりつつある中で、新たな市場の需要が世界各地で切り開かれることへの期待が高まっている。

同レポートには、携帯電話端末メーカーおよび半導体メーカーなどに対して、バッテリや基本ソフトウェアを全て含めた携帯電話本体の販売価格を、US25ドル以下に抑えられる可能性などについて調査した結果が集計されており、80%の回答メーカーは、今後2年以内に超低価格のGSM携帯電話を発売できると確信していると答えたという。US25ドル以下の価格帯は、今後1年以内に実現可能との見通しを明らかにした回答メーカーも、全体の51%に上ったようだ。

同社は今回の調査を、携帯電話本体を完成させるまでに必要とされる14カテゴリーの部品構成表(BOM: Bill-of-Materials)などに基づいて実施したとされ、あらゆるコンポーネントを総合してUS25ドルの価格ラインを下回るような製品の開発が目指されるとしている。リストアップされたカテゴリーの中でも、ディスプレイ/トランスミッター/メモリ/ソフトウェアなどに関連したコンポーネントには、低価格化を達成する上で、幾つか大きな課題も残っているようだ。

調査結果を振り返って、同社のDavid Carey社長は「電子機器業界の幅広いメーカーが、近い将来にUS25ドル以下の携帯電話を販売できる状況にあるとの意見の一致を見ていることには、重要な意義があるだろう。先進諸国では、携帯電話の新規加入に頭打ちの傾向が強まっており、今後は低価格で経済性の高い携帯電話設計を重視することによって、次なる10億人の新規加入ユーザーを確保できる可能性も現実のものとなる」とコメントした。

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