「J2EEを易しく」を.NETでも - .NET版Seasar「S2.NET」公開、S2JCA 0.2.0も

    後藤大地  [2005/05/30]

    The Seasar Projectは29日(日本時間)、S2JCA 0.2.0を、30日(日本時間)、S2.NET 1.0.0-beta1をそれぞれ公開した。ともにオープンソースライセンスのもと公開されているオープンソースソフトウェアで、双方とも開発初期段階にある。

    S2JCAは、J2EEコンテナとは独立したJCA仕様の実装。JCA仕様のうち、コネクションプーリングを含めた接続管理周辺を実装することを当面の目標にしている。今後開発されるS2JMSにおいてコネクションプールを提供する基盤コンポーネントとして使用される予定だ。将来的には、JCA仕様のうちMessage InflowとWork Managementを実装し、スタンドアロンアプリケーションにおいてメッセージ送受信を行うための基盤コンポーネントとして使用できるようになる予定。

    S2JCA 0.2.0における主な変更点は次のとおり。

    • AbstractPolicy、ConnectionManagerImplをシリアライズに対応
    • RARファイルおよびディレクトリに展開されたRARを扱えるように変更
    • 新規パッケージの追加
    • 各種バグ修正

    JCA(J2EE Connector Architecture)は、RDBMSやメインフレームなど外部への接続を包括的に扱うためのJ2EE仕様の一部のことで、著名なアプリケーションサーバでも多く実装されている。JCAを使用することで、コネクションプーリングやトランザクション制御を単一のマネージャで行うことができるようになる。

    S2.NETは、J2EEの代替テクノロジーであるSeasar V2を.NETテクノロジーに移植しようとするもの。今回のS2.NET 1.0.0-beta1が初のリリースとなる。Java版のSeasar2と基本的に同じだが、.NETテクノロジーに起因した違いがいくつか存在する。

    S2JCAおよびS2.NETはSeasar V2関連のプロダクトだ。ここ数年、コミュニティはJ2EEが複雑すぎるという理由から敬遠し、J2EEの代替技術を模索してきた。Seasarは「J2EEを易しく・優しく」をモットーにするJ2EE代替技術の一つで、類似技術にはSpring FrameworkやHibernateなどがある。

    The Seasar Projectは、Seasar V2関連プロダクト以外にも、S2JCAやS2.NETのような開発初期にあたるプロダクトもリリースしている。これらプロダクトはSandboxとして分類され、S2JCAやS2.NET以外にもMaya、S2Velocity、S2XWork、S2Laszlo、S2Cayenne、S2Hessian、S2XmlRpc、S2AnA、S2Quartz、S2UtilConfiguration、S2HsqldbServer、S2BTS、S2CRM、S2PMS、S2PHP5などがある。

    関連記事

    関連サイト

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

        イチオシ記事

        新着記事

        特別企画

        マイナビニュースマガジン