VIA、Esther(C5J)コアの「C7」プロセッサを発表

    Junya Suzuki  [2005/05/28]

    台湾のVIA Technologiesは5月27日(現地時間)、「Esther(C5J)」コア搭載のVIA C7プロセッサを発表した。低消費電力とセキュリティ機能の標準実装が特徴で、PC、家電製品、組み込み機器など幅広い用途に対応する。

    同プロセッサは、米国にあるVIAのプロセッサ設計子会社Centaur Technologiesによって設計されたもので、昨年2004年よりその詳細が少しずつ公開されていた。30平方ミリメートルの小型ダイを採用し、IBMの90nm SOI製造プロセスを用いて製造される。低消費電力が特徴で、アイドル時で100mW、2.0GHzのピーク動作時で約20Wを実現する。

    C7(左)とC3(右)のパッケージサイズの比較

    初期バージョンのクロック周波数は最大2.0GHzで、FSB 800MHzのVIA V4バスに対応し、SSE2とSSE3の命令セットをサポートする。128KBのL1/L2キャッシュを搭載。VIA PadLock Hardware Security Suiteと呼ばれるハードウェアによる暗号化アクセラレーション機能を標準搭載している点も特徴で、AES(Advanced Encryption Standard)や公開鍵暗号のRSAなどの比較的重い暗号処理を高速化できる。また同時に、NXと呼ばれるソフトウェアの実行プロテクション機能を搭載しており、Windows XP SP2などのOSと連動することで、ウイルスやワームなどのいわゆるマルウェア(Malware)と呼ばれる種類のプログラムからPCを保護することができる。

    ノートPCや小型デスクトップPCなどに加え、HDDレコーダや家庭向けメディアサーバ、業務向けのサーバアプライアンスなど、低消費電力機能を必要とする用途を広くターゲットとしている。同社では、2005年第2四半期(4-6月期)の終わりには大量生産プロセスに入ると説明している。

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