MSが新サービス「MSN Postmaster」、業界規模のスパム対策を支援

    Yoichi Yamashita  [2005/05/27]

    米Microsoftは26日(米国時間)、MSN Hotmailに送信されるスパムメールを排除し、合法的なメールの送受信をサポートするための新サービス「MSN Postmaster」を発表した。MSN Hotmailユーザーが直接の対象となるが、スパム送信元の特定を支援することで、すべてのインターネットユーザーのEメール利用が改善されるとしている。

    MSN Postmasterは、ISP、バルクメール送信者、Eメールサービスプロバイダーなどを対象に、MSN Hotmailユーザーへメールを送信する際の注意事項、ガイドライン、諸問題に対するソリューションなどを提供する。日本語を含む10カ国語のWebサイトが用意されている。

    MSN Postmasterには、Smart Network Data Servicesが含まれる。これはISPに対して、MSN Hotmailに送信されるメールの様々な特徴をレポートするサービスだ。ISPは、MSN Hotmailに送信されたメール量、それらのメールがMSN Hotmailのスパムフィルタに与えた影響、さらにはMSN Hotmailおよび利用者がどの程度のメールをスパムと判断したかなどの情報を即座に得られる。これらのデータをスパム送信元の特定、ホストおよびネットワークのセキュリティ向上に役立てることができる。

    MSN Postmasterは、「Sender ID」など、Microsoftが力を注いでいるスパム対策を補足するサービスとなる。業界規模でジャンクメール対策や合法的なバルクメールの送信を理解することで、ウイルスやフィッシングなどの被害の防止、さらにはメール配信の遅延や未達などの問題の軽減につながると期待している。

    同社は、今年1月にSender IDを使って送信元を検証する仕組みをMSN Hotmailに組み込んでいる。Sender IDは送信元とされるドメインから間違いなくメールが送信されているかを確認する仕組みで、スパム作成者が最も多用するスプーフィング(なりすまし)に対処する。間もなくアップグレードされるMSN Hotmailの新インタフェースでは、Sender IDに関する警告がセーフティバーに表示されるそうだ。

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