Nokiaがインターネットタブレット「Nokia 770」、デジタルホーム市場に本腰

Nokiaは25日(現地時間)、OSにLinuxを採用したモバイル端末「Nokia 770」を発表した。Web/Eメール/メディアプレイヤーなどの機能を搭載。"インターネットタブレット"という、同社にとって新しいカテゴリーの製品となる。

Nokia 770は、本体サイズが14.1×7.9×1.9センチで、重量は230グラム。CPUにTexas InstrumentsのOMAP 1710を採用、解像度が800×480ドットの4インチ・ディスプレイを搭載する。128MBのフラッシュメモリを内蔵しており、64MBがユーザー領域に割り当てれている。さらにRS-MMCスロットを備えている。通信機能は802.11b/gとBluetoothを装備。USBを使ってPCと接続できる。1500mAhのバッテリーを使用しており、約3時間のWebブラウジングが可能。

メタルカバーとNokia 770本体

ディスプレイを保護するメタルカバーが付属し、使用時はカバーを反対向きにはめ込む。ペンを使って入力・操作を行うが、本体の左側にスクロールキー、上部に画面表示を切り換えるボタンが配置されており、Webページの閲覧やメディアファイルの再生程度なら左手の親指と人差し指だけで操作できる。

ソフトウエアはLinuxベースの「Nokia Internet Tablet 2005」を搭載する。Webブラウザ、Eメールクライアントのほか、メディアプレイヤー、イメージビューワー、Flashプレイヤー、PDFビューワー、RSSニュースリーダー、インターネットラジオなどを備える。将来のバージョンではVoIPやインスタント・メッセージ機能を追加する計画だという。

出荷時期は2005年第3四半期を予定しており、北米での価格は350ドル程度になる。米国では90年代に、WebやEメールを手軽に利用するためのインターネットアプライアンスが次々に発表されたが、普及には至らなかった。しかし、ブロードバンド接続と無線技術が浸透し始め、デジタルコンテンツの利用者が増える中で、「パソコンを持ち歩くのは大げさだけど、PDAではもの足りない」と感じる消費者が増えると、Nokiaは考えている。

Palm OS搭載のPDAなどを開発・販売するpalmOneも「LifeDrive」というメディアファイルなどを取り扱うことに焦点を当てたPDAを発売したばかり。スマートフォンとは違ったPDAの進化型として、ネットアプライアンスが再び注目されそうな気配だ。

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