企業向けインテル・チャネル・カンファレンスでIntel945マザーボードが……

    石川ひさよし  [2005/05/23]

    インテルは、同社パートナー企業向けにインテル・チャネル・カンファレンスを開催した。基本的には非公開のイベントだが、そのなかの展示ショーケースを取材できたのでご紹介しよう。

    展示に参加した企業はIntelをはじめ、ABIT、Albatron、AOpen、ASUSTeK、GIGABYTE、FIC、MSI、Shuttle、SUPERMICRO、Tyanといったマザーボードベンダーのほか、MaxtorやSeagate、PROMISEといったストレージ関連メーカー、ThermaltakeやCooler Masterのようなクーラーメーカーなどさまざま。マザーボードでは、最新のIntel 955XチップセットやNVIDIA nForce4 SLIチップセットを搭載した製品のほか、まだ正式リリースされていないIntel 945P/Intel 945Gチップセットを搭載した製品も多数展示されていた。今回はIntel 945P/945G/955Xチップセットに的を絞って紹介しよう。

    展示されていた製品のうち、Intel 955Xチップセットおよび未発表のIntel 945P/945Gチップセットを搭載するとされるボードは以下の通り。

    メーカー サイズ チップセット 製品名
    ABIT ATXマザーボード i945P+ICH7R AL8シリーズ
    ATXマザーボード i955X+ICH7R AW8シリーズ
    Albatron ATXマザーボード i945G+ICH7 PX945G
    ATXマザーボード i955X+ICH7R PX955X
    AOpen キューブ型ベア i945G+ICH7 XC Cube EZ945
    ピコBTXスリムベア i945G/P+ICH7 B200シリーズ
    ATXマザーボード i945G/P+ICH7 i945Ga-PLF/i945Pa-PLF
    ASUSTeK ATXマザーボード i945P+ICH7R P5LD2 Deluxe
    マイクロATXマザー i945G+ICH7 P5LD2-VM
    ATXマザーボード i955X+ICH7R P5WD2 Premium
    GIGABYTE ATXマザーボード i945P+ICH7R GA-8I945P Pro
    ATXマザーボード i945G+ICH7R GA-8I945G Pro
    マイクロATXマザー i945G+ICH7 GA-8I945G-MF
    ATXマザーボード i955X+ICH7R GA-8I955X Royal
    Intel ATXマザーボード i945G? D945GNT
    マイクロATXマザー i945G? D945GTP
    マイクロBTXマザー i945G? D945GCZ
    ATXマザーボード i955X+ICH7R D955XBK
    MSI ATXマザーボード i945P+ICH7R 945P Neo-Platinum
    ATXマザーボード i955X+ICH7R 955X Platinum

    各社ともこぞってIntel 955X/945P/945Gチップセット搭載マザーボードを用意していることが伺える。そのなかでも、特におもしろい製品をいくつかピックアップしてみよう。

    ABITのノースブリッジチップ用ファンレス冷却システム「Silent OTES」

    Silent OTESはAW8-MAX5に採用される予定とのことで、サンプルにあるノースブリッジ用ファンも製品ではファンレス仕様になる見込み

    ABITのIntel 945Pマザーボード「AL8」は動作デモンストレーション中だった

    ABITの「AW8-MAX5」は参考展示だったが、正式な製品にはI/Oパネルの半分を冷却に用いるという「Silent OTES」が搭載される予定とのこと。Silent OTESはヒートシンクとヒートパイプを用い、ノースブリッジチップの熱をI/Oパネル部に備えたヒートシンクから外気に直接逃がすという仕組みだ。ノースブリッジチップのファンが不要になるほか、冷却性能も向上するという。

    AlbatronのIntel 955Xマザーボード「PX955X」

    同AlbatronのIntel 945Gマザーボード「PX945G」

    AlbatronはIntel 945Gマザーボードの「PX945G」やIntel 955Xマザーボード「PX955X」などを展示していた。共に機能で見ればシンプルな製品だが、そのシンプルさこそ同社の魅力でもある。なお、PX945GのPOPにはIntel GMA950 Graphicsオンボードとあり、オンボードグラフィックの性能が、現行のIntel 915Gが搭載するGMA900から進化していることを伺わせる

    XC Cube EZ945

    スリムデスクトップベアボーン「B200シリーズ」

    B200シリーズに搭載されるピコBTXマザーボード

    AOpenのスリムデスクトップベアボーン「B200シリーズ」が搭載するのはIntel 945P/945Gを採用したピコBTXマザーボード。ボード上にはPCI Express x16スロットが用意されており、ライザーカードを用いて拡張できるとのことだ。

    ASUSTeKブースで展示されていた2本のPCI Express x16(形状)スロットを搭載するIntel 945Gマザーボード「P5LD2 Deluxe」

    Intel 955Xマザーボードのハイエンドモデル「P5WD2 Premium」にはTVチューナー&WiFi-gカードがセットに

    ASUSTeKの用意するIntel 945Pマザーボード「P5LD2 Deluxe」は、PCI Express x16(形状)のスロット2本を用意するマザーボード。同様にIntel 955Xマザーボード「P5WD2 Premium」もPCI Express x16(形状)スロット2本を搭載する。P5WD2 Premiumでは、TVチューナーとWi-Fi無線LANを搭載したPCIカードもセットになる予定。

    ギガバイトのIntel 945Gマザーボード「GA-8I945G Pro」

    動作デモを行っていたのはIntel 945Pマザーボード「GA-8I945P Pro」

    GIGABYTEブースでは、Intel 945Pマザーボード「GA-8I945P Pro」を用いてデモンストレーションが行われていた。GA-8I945P ProとIntel 945Gマザーボード「GA-8I945G Pro」はメインストリーム向けながらサウスブリッジにはICH7Rが搭載され、ワンランク上の位置づけだ。

    Intel純正のIntel 945マザーボード「D945GNT」「D945GTP」「D945GCZ」。Intel 955Xマザーボード「D955XBK」で採用された8ピンの12Vコネクタではなく標準的な4ピン12Vコネクタへと変更されている

    Intel 955Xマザーボード「D955XBK」。2本のPCI Express x16(形状)スロットと、4×2の8ピン12V電源が特徴だ

    左が従来のリテールクーラー。右が新型のリテールクーラー。銅の部分が大型化している

    左が比較的消費電力の少ないCPU向けのTypeIクーラーで、右が発熱の大きなCPUにも対応するタイプのTypeIクーラー。アルミスパイラルフィンが採用され130Wクラスにも対応する

    Intelブースでは、マザーボードに加え、ATX用やBTX用の新型リテールCPUクーラーも展示されていた。従来の製品と比べ、フィンの形状の変更やCPUと接する銅の部分が大型化するなどの特徴があり、今後のデュアルコアプロセッサにも対応する冷却性能を持つとされる。

    MSIのIntel 945Pマザーボード「945P Neo-Platinum」。4ピン12Vのほか1×4ピンコネクタも見える

    Intel 955Xマザーボード「955X Platinum」。オンボード機能が豊富なハイエンドモデル

    MSIではIntel 945P+ICH7Rチップセットを搭載した「945P Neo-Platinum」を展示。同社おなじみのCoreCellチップや、インテル製のGbE、PATA RAID、IEEE1394aなどを搭載している。そのほかIntel 955Xを搭載した「955X Platinum」(なぜか955X Diamondと刻印があるがPlatinumなのだそうだ)も展示されていた。

    UACブースで展示されていたIN WINのマイクロBTXケース「IW-BD584(仮称)」

    オウルテックブースで展示されていたBTXケース。詳細は不明だが、拡張性は高い

    BTXケースに注目してみると、UACはIN WINのマイクロBTXケース「IW-BD584(仮称)」を展示。デスクトップと縦置きに対応したようなケースで、メッシュ構造のフロントパネルやメンテナンスの容易な内部構造が特徴だ。また、オウルテックも拡張性の高いBTXケースを参考出展していた。サイドフレームに3.5インチ×2台のハードディスクベイを搭載しており、BTXを用いたエントリワークステーションも視野に入りそうなBTXケースだ。

    PROMISEブースに参考展示されていたPCI Expresss対応のSATA RAIDカード「FastTrak EX8350」。RAID 0/1/5/6/10/50に対応し、コントローラはIntel80333。そのほかPCI-Xに対応した「FastTrak TX4300」「FastTrak SX4300」も展示、ラックマウントのシャシーでデモンストレーションを行っていた

    Intel 955XなどでサポートするDDR2-667にも対応するCorsairメモリのXMS5400

    MaxtorブースでデモンストレーションしていたSAS(Serial Attached SCSI)ハードディスクAtlas 10K V。3台のドライブでおよそ210MB/secの転送速度を示していた

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