「J2EEを易しく・優しく」Seasar V2関連プロダクト - S2Axis 1.0.0公開

    後藤大地  [2005/05/23]

    The Seasar Projectは21日(日本時間)、S2プロダクト S2Axis 1.0.0を公開した。S2Axis 1.0.0は、S2 DIContainerに記述されたコンポーネントをWebサービスとして公開したり、逆にWebサービスをコンポーネントとして使用するためのコンポーネント。Apache AxisにS2を使用する機能を追加したような作りになっている。

    S2Axis 1.0.0を実行するにはSeasar V2、S2Remoting、Apache Axisが必要。それぞれSeasar 2.1.3以降(J2SE 5.0を使用する場合はSeasar 2.2以降)、S2Remoting 0.0.7以降、Apache Axis 1.2、Servlet 2.3以降が必要。JDKはJDK 1.4以降がサポートされている。配布されている形式はEclipseのプロジェクト形式で、Eclipse 3.0以降に対応する。

    S2AxisはSeasar V2の関連プロダクトの一つ。ここ数年、コミュニティはJ2EEが複雑すぎるという理由から敬遠し、J2EEの代替技術を模索してきた。Seasarは「J2EEを易しく・優しく」をモットーにする代替技術の一つ。Seasar V2の類似技術にはSpring Frameworkがある。J2EEの代替技術としては他にもHibernateなども有名。

    Seasar V2はSpring Frameworkと同じく、DIを適用した軽量コンテナを採用。全体に渡ってアスペクト指向を適用してある他、トランザクション関連の処理を通常のJavaオブジェクトから行うことができる。このため、J2EEに対応したアプリケーションサーバは必要なく、TomcatやJettyといったJSP/Servletコンテナを使ってJ2EEと同様の実装を行うことができる。

    Seasar V2の強みは、日本で開発が行われているプロジェクトだけあって、日本語の資料が豊富なことにある。Seasar V2が実現している機能はSpring Frameworkを使っても大差がないが、日本語資料の充実は、日本人開発者にとって助けとなるだろう。プロジェクトに参加している開発者がすべて、英語に精通しているわけではないからだ。

    Seasar2には、S2Axis以外にもS2JSF、S2Struts、S2StrutsUnit、S2Tapestry、S2Flex、S2OpenAMF、S2Dao、S2Hibernate、S2Remoting、S2RMI、Kijimuna、S2JSFプラグイン、S2GroovyBuilderといったS2関連プロダクトが存在する。

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