米AMD、セキュリティ機能も搭載した新シリーズ「Geode LX」を投入

 

米AMDは、組込み向けプロセッサ「Geode」の新製品として、電力効率をさらに高めた「Geode LX」ファミリを発表した。シンクライアント、セットトップボックス、シングルボードコンピュータなど向けの製品で、Geode GXの強化版という位置付け。消費電力を低減させたほか、新機能も搭載されている。

「Geode LX 800@0.9W」

開発・評価ボードの「LX DB800」

新製品として発表されたのは、「Geode LX 800@0.9W」。x86アーキテクチャを採用するGeodeには、Thoroughbredコアでパフォーマンスに優れる「Geode NX」や低消費電力向けの「Geode GX」などがあるが、今回投入されたGeode LXは、その間を繋ぐ製品と言える。これまで、Geode NXのローエンドは1250@6Wで、Geode GXのハイエンドは533@1.1Wとなっていた。

130nmプロセスで製造され(Geode GXは150nmプロセス)、パッケージは481ピンPBGA(Plastic Ball Grid Array)。動作クロックは500MHz、コア電圧は1.2V。L1キャッシュは命令/データ用それぞれに64KBずつ(計128KB)、L2キャッシュは128KB搭載する。消費電力は、最大(TDP)は2.4W、平均で1.6Wとなっている。

モデルナンバーの「800」という数字だが、同社サイトにはGeode GX 533@1.1W(動作クロック400MHz)とのベンチマーク比較が掲載されており、これに対する相対性能を表しているものと見られる。ちなみにGeode GX 533@1.1Wのモデルナンバーは、VIAの533MHz CPUを意識したものだ。

また「0.9W」という標記については、CPUコア部分のみの平均消費電力、とされる。前述のように、TDPは2.4Wとなっているが、Geode GX/LXシリーズには、CPUコアのほかにグラフィックコアやビデオコントローラ、メモリコントローラなども統合されている。他のx86プロセッサと公平に比較するために、CPUコアのみの電力を標記しているそうで、同社の説明によれば、WinBench99 Business Graphicsベンチマークを動作させた時のプロセッサの平均消費電力が1.431W。CPUコアの消費は全体の61%であることから、1.431W×61%=878mW(約0.9W)となる。

MMX/3DNow!に対応し、64ビットDDRメモリインタフェース(最高400MHz)も備える。内部バスは、Geode GXと同様にクロスバースイッチの一種である「GeodeLink Interface Unit(GLIU)」を採用。またセキュリティ機能として、128ビットAESアクセラレータや乱数発生器も新たに内蔵。このAESブロックはCPUコアとは非同期で動作するもので、暗号化・復号化ともに44Mbpsというスループットで処理することが可能になっている。

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