Spring Frameworkプロジェクトは13日(米国時間)、Spring Frameworkの最新版となるSpring Framework 1.2を公開した。Spring Frameworkは最近注目されているJ2EEアプリケーションフレームワークの一つで、コンポーネント化を促進するために使用される。1.2は安定版になるとみられており、開発用途向けの安定リリースは以前の製品品質バージョンであるSpring Framework 1.1.5から1.2に移行したことになる。Spring Framework 1.1.5からの主な変更点は次の通りである。
Spring Frameworkは、同様の機能が次期EJBであるEJB 3.0で取り込まれる方向で検討されていることが発表され、広く注目されるようになった。Spring Frameworkの主な機能は次のとおり。
Spring Frameworkは、Beanの管理を簡素かつ軽量にしようというLightweightコンテナを実現するものだ。もともとJ2EEアプリケーションフレームワークとして開発が始まったが、EJBに依存することがないように設計実装されているため、汎用的なフレームワークとして使用できる。類似技術としては、PicoContainerやApache Avalonなどがある。
Spring Frameworkの目的は、コンポーネント化にある。Javaを使ったシステムの開発中に、コンポーネント化を行うことは難しい。クラスは密結合していた方が実装しやすいため、どうしてもコンポーネント化が進みにくいわけだ。また、設計上は分離していても、実際に再利用可能なコンポーネントにはならないことが多く、うまく分離できていても、別のプロジェクトでは役に立たないコンポーネントになることも多い。Spring Frameworkは、開発中からシステムのコンポーネント化を促進するためのフレームワークで、このフレームワークを使うと開発中から否応なくコンポーネント化が促進されるようになる。
Spring Frameworkで採用されるコンポーネント化のための主要技術は、IoC(Inversion of Control)と呼ばれるコンポーネント間の依存性を緩くするためのデザインパターンである。IoCにはどこで依存関係を持つかまたは定義するかによって4つの実現方法がある。Spring Frameworkでは特にセッターメソッドによる方法を採用している。IoCは最近では理解しやすいようにDI(Dependency Injection)と呼ばれることも多い。
どのようにDIが実現されているかというと、使いたいコンポーネントをSpring Frameworkで提供されている機能を経由して扱うようにし、コンポーネント間の関係はXMLに書いておくようにしている。関係をXMLに分離することで、実装中にそれらがコンポーネント化できないような関連を持ってしまうことを防いでいるのである。
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