フィッシング詐欺対策ツールに脆弱性、任意のファイルダウンロード可能に

金融機関などのWebサイトから起動して利用するウイルス・不正アクセス・フィッシング詐欺対策ツール「nProtect : Netizen」に複数の脆弱性が発見された。起動時のアップデートの有無をチェックする際に、悪意のあるファイルをダウンロードさせられてしまうなどの脆弱性が存在していた。対策は最新版に更新すること。

nProtect : Netizenは、韓国INCA Internetが開発したセキュリティツールで、金融機関などのWebサイトを閲覧している間に起動させておくことで、そのサイト利用中はフィッシング詐欺対策などが実現できる、としている。

今回の脆弱性は、悪意のあるWebサイトにアクセスするとnProtect : Netizenが起動、アップデートの有無をチェックする際に、正規のアップデートファイルではなく偽のアップデートファイルをダウンロードしてしまう、というもの。任意のファイルを、任意の場所に保存させることができるため、ウイルスやボットなどの攻撃に狙われる可能性がある。

対象となるのはnProtect : Netizen Ver.4およびそれ以前。対策は最新版「nProtect Netizen Ver.2005.4.20.1」へバージョンアップすること。Webブラウザのブックマークなどから、正しいnProtect : Netizen利用サイトへアクセスし、そこからnProtect : Netizenを起動すれば、新バージョンがダウンロードされる。

販売元のネットムーブによれば、現在nProtect : Netizenは、東京スター銀行、JCB、UFJカード、ベネッセカード、セゾンカードの5サイトで採用されている。今回の脆弱性は、情報処理推進機構(IPA)とJPCERT/CCが共同運営する脆弱性届出制度にもとづいて届けられた情報に対して、nProtect : Netizen開発元が対応したもの。



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