RIAA、Internet2をファイル交換に利用した学生405人を提訴

全米レコード協会(RIAA)は12日(現地時間)、Internet2上で著作権のある音楽などを違法交換していた学生を著作権侵害で提訴すると発表した。カーネギーメロン大学、コロンビア大学、ジョージア工科大学、ハーバード大学、MIT、ニューヨーク大学、プリンストン大学、UCバークレーなど、18大学に通う学生405人が対象になる。学生たちはファイル交換ネットワーク「i2hub」を使っていた。

Internet2は次世代インターネットを開発するプロジェクトである。インターネットが本来の目的であった研究者用通信網としての機能を果たせなくなってきていることから、Internet2では全米の200以上の大学が参加し、政府や企業と共に先進的なネットワークアプリケーションや技術の開発・検証を行っている。そのバックボーンネットワークは研究・教育用であるため、商用ネットワークには開放されていない。

RIAAは、大学の研究・開発におけるInternet2の重要性を認めながらも、「Internet2を大規模な違法ファイル交換に利用する学生が増えている」と指摘。「Internet2を使ったi2hubによるダウンロードは極めて速く、ほとんどのケースでは映画1本が5分以内、音楽1曲が20秒以内である」としている。また、「Internet2ネットワークの閉じられた環境では違法ファイル交換行為が見つからないという誤った情報が広まっていることから、学生たちはi2hubに魅力を感じている」とも指摘する。今回の訴訟は、Internet2のような特殊なネットワークでも、著作権侵害訴訟の例外ではないことを知らしめる効果も狙っていると思われる。

計405件の訴訟は、各大学25件以下、特に悪質な行為に制限している。RIAAによると、訴えられた学生たちは93万以上の楽曲ファイルを含む150万以上のファイルを違法に交換していたという。共有していたmp3ファイルの平均は2,300を超え、ファイル数の平均は3,900以上になる。RIAAはまた、今回対象となった学生が通う18の大学以外にも、41州の140の大学で違法ファイル交換行為が認められているとしている。

一方、Internet2もネットワークが違法ファイル交換に利用されていることについてコメントしている。今後、1.ネットワークの違法な利用を禁じる規定強化、2.違法ファイル交換を防ぐ技術の導入、3.合法的なサービスの提供などの違法ファイル交換対策をメンバーの間で進めるとしている。



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