LZH形式の圧縮ファイルを普通のフォルダのように MS純正の解凍ツール登場

 

正規版のWindows XPかどうかをチェックする「Windows Genuine Advantage Program」(WGAプログラム)を3月15日から開始しているマイクロソフトは、チェックを行ったユーザーに対する特典ソフトウェアとして、「圧縮(LZH形式)フォルダ」を28日から提供開始する。これを使うことで、従来は別ソフトが必要だったLZH形式の圧縮ファイルを、Windows上から簡単に扱うことができるようになる。

LZHの解凍ツールをインストールしていない場合、ダブルクリックなどでは開けず、対応するアプリケーションを問い合わせるダイアログが表示される

LZH形式がサポートされないため、たとえば企業内ポリシーでソフトのインストールができない場合などで問題が起きる

Windows XPは標準で、ZIP形式の圧縮ファイルについて、圧縮されていることを意識せずに、通常のフォルダを扱うように操作が行える。これはinnerMEDiAのDynaZipから技術供与を受けて、Windowsの標準機能として実装、ZIPファイルの作成から解凍までを、Explorer上から簡単に扱えるようにしたもの。

海外ではZIP形式が主流であったが、国内では、日本人が作ったLZH形式の圧縮形式が事実上の標準となっており、インターネット上でのファイル配布などで一般的に使われていたため、国内ユーザーは、豊富に流通しているLZHファイルを解凍するために別ソフトを探す必要があった。

Windowsでは、インストールされていないアプリケーションのファイルを実行しようとすると、アプリケーションの選択画面に移る仕組みになっており、さらに同社のサイトから、その形式のファイルを実行できるアプリケーションを紹介する「File Association」サービスにアクセス、情報を得ることができる。同社によれば、このサービスを利用するユーザーで最も多いのが、LZHファイルを解凍できるアプリケーションを探しているユーザーだった、ということで、ユーザーから長く望まれていた機能だった。

File Associationサービスで、対応するアプリケーションを調べられる。LZH形式の場合、アプリケーションが1つ紹介されているが、現時点では、リンクをクリックしても技術情報のページにアクセスするだけ

File Associationのアクセスを見ると、LZHのページへのアクセスが最も多い

今回、WGAプログラムの一環として提供される「圧縮(LZH形式)フォルダ」では、Windows XPが正規版かどうかのチェックを行った後にダウンロード可能となっており、インストール自体はすぐに完了する。

インストールされると、LZH形式のファイルが濃い緑色のフォルダアイコンで表示されるようになり、ダブルクリックなどで実行すると、通常のフォルダを開くように、圧縮ファイル内のファイルが表示され、そのままファイルを開くなどの処理が行える。

また、Windows XP Service Pack 2から、メールクライアントのOutlook Expressに「Attachment Execution Service」(AES)が追加、添付ファイルを実行する前に危険なファイルかどうかをチェックする仕組みが設けられ、セキュリティが向上している。AESは、EXE形式の添付ファイル実行をブロックするほか、ZIPファイル内のEXEファイルについてもチェックが行われ、解凍しても実行できないようになっているものの、今までLZH形式はサポートされていなかった。

導入後、LZHファイルが緑色のフォルダアイコンに代わり、ダブルクリックだけで開けるようになる

圧縮(LZH形式)フォルダを導入すると、LZHファイルに対してもこのチェック機構が働き、ウイルスなどの悪意のあるEXEファイルを実行してしまうことがないように配慮されるようになる。

Internet Explorerからのダウンロード時も、ZIPファイルなどでは警告が出ていたが、LZHファイルは素通しだったところを、こちらも圧縮(LZH形式)フォルダの導入で警告が出るようになり、セキュリティの向上に寄与しそうだ。

対応するOSはWindows XP/Server 2003(いずれも64ビット版は除く)。WGAプログラムは、今後Windows 2000も対象に含まれる予定だが、圧縮(LZH形式)フォルダはWindows 2000には対応させない意向だという。

また、圧縮(LZH形式)フォルダは解凍のみの機能しか持たず、圧縮機能はサポートしていない。ZIP形式の圧縮フォルダには圧縮機能が備わっているため「LZHファイルを解凍できないユーザーのためのもの。圧縮はZIP形式で行って欲しい」(同社)考え。現在、LZH形式の圧縮に対するニーズがつかめていないことも理由の一つのようで、今後のフィードバックで要望が多ければ、圧縮機能の追加も検討するようだ。

同社の開発部隊の中心は米国だが、昨年から各国の開発チームが独自のアプリケーションを作成することが容易になってきたそうだ。そのため、古くから日本で一般的に使われてきたLZH形式にようやく対応できたのだという。

同様に、欧州でもいくつかの独自アプリケーションが開発されているということで、日本の開発チームでも、今後独自のアプリケーションを開発、提供していきたい考えだ。

なお、WGAプログラムでは、圧縮(LZH形式)フォルダに加え、簡単にスライドショーが作成できる「Microsoft Photo Story 3 for Windows」なども用意されている。

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