米GoogleがWebアクセス解析の米Urchinを買収、広告配信事業を強化

    Junya Suzuki  [2005/03/30]

    米Googleは28日(現地時間)、Webアクセス解析ソフトウェア企業の米Urchinを買収すると発表した。サイトの訪問動向を調べることで、企業がより詳細なマーケティング情報を得ることができ、結果としてより効果的な広告配信が行えると同社は説明する。買収金額など詳細は公表していないが、買収は4月末にも完了するという。

    Webアクセス解析ソフトウェアは、Webサーバへのアクセスログなどを基に訪問者の活動動向を整理してグラフや一覧表のような形式でまとめるもの。ユーザーがどこから来て、どのような内容のページに興味があり、どのようにサイト上を移動して、どの程度のユーザーが再び同一のサイトを訪れたのかといった情報を簡単に把握できる。これにより、Webサイトを所有する企業やマーケティング会社/担当部署などは、ユーザーの志向を把握し、以後のマーケティング活動に役立てることができる。

    UrchinのWebアクセス解析ソリューションは、ソフトウェアとWebホスティング・ベースで提供されており、すでに何千もの人気サイトで実際に使われているという。Googleは、このソリューションを通じて、ユーザーに広告配信の参考になるデータを提供し、より高い投資対効果を得られるようにする意向だと述べている。同社は、AdSenseというページの内容に応じて自動的に最適なテキスト・ベースの広告に差し替えるサービスを展開しており、2月中旬には国際的なメディア企業VNUとの提携で、VNUの配信するWeb媒体上でAdSenseによる広告配信事業をスタートさせている。無料で一般にサービスを提供するGoogleにとって、AdSenseは最大かつ数少ない同社の収入源であり、今回のUrchin買収も、そうした広告事業強化の一環だと考えられる。

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