au、携帯からのPCサイト閲覧を定額に - 1,000円からの定額制も

 

携帯電話からPC向けのWebサイトが閲覧できる「PCサイトビューアー」を提供しているKDDI・沖縄セルラー(au)は、ビューアーを使った場合のパケット通信料に上限を設け、事実上の定額制を導入する。すでに携帯電話単体でのEZweb、Eメールのパケット定額制「ダブル定額」(月額4,410円)を提供しており、これと合わせ、月額5,985円でPCサイトも定額で閲覧できるようになる。サービス開始は5月1日から。

PCサイトビューアーは、BREWアプリ版のOperaブラウザを使うことで、PC向けのWebサイトでも、携帯電話の画面に最適化して表示させることができる。現在は「W21CA」でのみ利用可能だ。

従来のダブル定額では、PCサイトビューアーを使った場合のパケット通信料は定額の範囲外とされており、別途料金プランに応じたパケット通信料が必要だった。そのため、ダブル定額よりもパケット割引率は高いものの、定額制ではない「パケット割WINミドル」「パケット割WINスーパー」の利用者の割合が、他の端末に比べると高い、という現象が起きていた。

ただ、KDDIによれば、PCサイトビューアーの利用動向を見てみると、たとえば月の後半になると利用率が急に減るなど、パケット料金の増加を嫌って利用を控える人が多かったという。

PCサイトビューアーが利用できるW21CAでは、ほかの端末ではほとんどいないパケット割WINミドル/スーパーの割合が相対的に多い

今回の改定により、PCサイトビューアー(PCSV)利用者も月額5,700円(税込み同5,985円)の上限が設けられる

今回auは、PCサイトビューアーについても上限を導入することで、利用控えを解消、定額制の上限金額までの利用を促すことで通信料収入の増加を狙う。PC向けの無料サイトを閲覧できるようになることから、さらなるユーザー層の拡大も期待できる、としており、それ以外にもEZwebをほとんど使わないユーザー、固定系のブロードバンド接続未加入層などの取り込みを狙う考えだ。

従来のダブル定額利用者は、特に申請せずにPCサイトビューアーを定額で利用できる。EZweb・Eメールだけの利用の場合は従来通り月額4,410円で、PCサイトビューアーも使って4,410円以上利用し、さらにそのパケット通信料が5,985円を超えた場合に、5,985円の上限が適用される、ということになる。

なお、auではパケット割WINミドル/スーパーについても、5月1日から端末単体でのEZweb・Eメールには上限額(4,410円/月)を設けることにしており、こちらについても、PCサイトビューアーの上限5,985円/月が自動的に設定される。こちらのプランは、ダブル定額よりもパケット通信料が安いため、PCサイトビューアーを多く利用するユーザーなどはこちらの方が有利になりそうだ。

同時にauは、今まで2,100円/月から始まり、最大で4,410円/月という2段階での定額制だったダブル定額に、さらに低価格な「ダブル定額ライト」を5月1日から導入する。「1,000円から始まる定額制」とされており、1,050円(税別1,000円)/月から利用できることになる。

ダブル定額ライトは、利用が少ない場合は月額1,000円(税込み同1,050円)で利用できる。1パケットあたりの料金は0.08円

今まで提供されてきた「パケット割WIN」を改定、1カ月に12,500パケットまでは月額1,050円、52,500パケット以上はどんなに使っても月額4,410円、というプランになる。今まで2,100円/月でも利用を控えていたユーザーに対して訴求を図り、PCサイトビューアーの定額制と同様にパケット利用の拡大を狙う。

この2つの定額制導入の狙いは、料金を気にせずWebが利用されることで、コンテンツの利用が拡大、特にEZ「着うたフル」や電子書籍など、パケット量が大きいコンテンツ利用を促進することも狙いだ。「(着うたフルなどの)定額制ならではのサービスは、(ネットワーク技術のEV-DOを導入しているauのように)インフラに余力がないとやりにくい」と同社。今までのユーザー利用動向などを見て、PCサイトビューアーの定額化でもトラフィックなどの問題は起きない、と判断、今回のサービス提供となった。

ダブル定額を導入した昨年8月以降、定額制の加入者は約3倍のペースで伸びているそうだ。つまり、低価格に定額制を利用できると、ユーザー数が増える、ということになる

定額制で料金の上限が決まったことにより、定額制利用者のコンテンツ利用料は上昇している

ちなみに、PCサイトビューアーでは音楽ファイルなど、特にマルチメディア系のコンテンツダウンロードが行えないようになっており、そうした制限により過剰なトラフィックの増加を防止しているそうだ。また、PCサイトビューアー対応端末の追加については、今後複数の端末が出ることが明言された。KDDIによれば、PCサイトビューアーは現在グローバルIPで接続しており、アドレスの枯渇、セキュリティの問題などがあるために拡大しにくい面があったものの、今後はプロキシを利用するなどしてその問題を解消、順次対応端末を増やしていく考えだ。

auでは、利用率の低いユーザーに対しては1,050円/月からの定額制、ヘビーユーザーに対してはPCサイトビューアーの定額化、という2つの方面からさらなるパケット利用の拡大を図りたい考え。パケット定額制をすべての料金プランに導入しているのはauだけ、とKDDIは指摘、他社への差別化にもつながる、としている。

これらの定額制を導入したことによる料金は写真のようになる(プランSSの場合、かっこ内の料金が税込み価格)。通話が無料通話分(1,050円分)に収まれば、1万円以下でEZweb・Eメール・PC向けサイトが無制限に見られる、ということになる

携帯電話とデータ専用カードを両方持つユーザーに向けた「WINシングルセット割」

またauは、通常の携帯電話とデータ通信専用のカード端末の両方を、同一名義で契約するユーザーに対し、基本使用料を割り引く「WINシングルセット割」を5月1日から導入する。現在キャンペーンとして提供しているサービスを継続するもので、携帯電話1回線につき、データ通信用プラン1回線の基本使用料を、最大4,200円割り引く。

割引は「WINシングルLL」(月額11,800円)が同8,190円、「WINシングルL」(同8,400円)が同5,600円、などとなっている。

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