SDがないAV機器は皆無に - 松下、「オンガクを変える」D-snap Audio発表

 

松下電器産業は、SDオーディオ対応の携帯型オーディオプレイヤーなどのオーディオ製品「D-snap Audio」シリーズを4月8日以降順次発売する。今までデジタルカメラシリーズで使われていた「D-snap」ブランドをオーディオ製品にも採用、SDメモリーカードを中心としたオーディオ製品に注力する。「SDオーディオネットワーク」を構築、「オンガクのカタチ、変わる。」をスローガンに訴求を図っていく考えだ。

発売するのは、携帯型オーディオプレイヤーが「SV-SD100V」「SV-SD90」「SV-MP720V」「SV-MP730V」、SD対応ステレオシステムとして「SC-PM910DVD」「SC-PM710SD」の6製品で、SD100V/SD90がSDカードスロット搭載、MP720V/MP730Vが、それぞれ512MB/1GBのフラッシュメモリ搭載プレイヤーとなる。価格はすべてオープンプライスだ。

SD100V

本体側面

操作ボタンは本体左右に配置

非常に小型・軽量。文字表示は、ミラーから浮かび上がるように表示される

携帯型オーディオプレイヤー市場は、Apple ComputerのHDDプレイヤー「iPod」が火をつけて、現在大きな伸びを示している分野だ。松下電器では、SDカードやフラッシュメモリを使うことで、小型・軽量化を実現、HDDのような駆動部がないことによる壊れにくさ、音飛びのなさなどをメリットとして挙げる。

SDカードは国内外で50%以上のシェアを確保し、メモリカード分野でシェア1位を達成、映像の分野ではフィルムからSDが使われるようになったように、レコード、カセット、MDに続く音楽メディアの「本命」(パナソニックマーケティング本部・牛丸俊三本部長)で、デジタルカメラやDVD/HDDレコーダー、TV、PCなど「デジタル商品をつなぐ重要なキーデバイス」(同)であり、「究極のメディア」がSDカードなのだ、という。

牛丸本部長は、「(ビデオ規格の)βがVHSへ変わったように、SDもAV機器の標準になる。SDカードが使えないAV機器は皆無になる」と語り、SDカードがデファクトスタンダードとして、さまざまな機器で使われるようになると主張する。

特に今回のSD100V/SD90、そしてPM910DVD/PM710SDは、SDカードで音楽をやりとりし、SC-SD100を使うことでPCがなくても音楽を持ち出せることから、「オーディオの世界を変える。SDサウンドネットワークを構築」(同)することを狙う。

携帯型オーディオプレイヤーの4製品は、すべて「D.SOUNDエンジン」を搭載、音声データを忠実に再現する「デジタルアンプ」、ゆがみのない重低音と臨場感を再現する「イコライザー」、よりオリジナルに近い豊かな音を再現する「リ.マスター」機能を1チップLSIに凝縮して高音質を実現した、という。

SD100V/SD90は、本体サイズが42.9(W)×43.2(H)×17.5(D)mm、質量はそれぞれ約27.4g/約26.5gで、再生可能フォーマットとしてAAC、WMA、MP3に対応。全面はハーフミラーデザインで、中央に4行表示(漢字対応)のディスプレイを備える。ディスプレイには有機ELを採用、ミラーから浮かび上がるような独特の表示を実現した。

PCとはUSBで接続することも可能で、同時に充電も行える。ソフトとしては、新たに「SD-Jukebox 5.0LE」を同梱、音楽CDからの録音、プレイリストでの再生、「ミュージックソムリエ」機能、プレイヤーへの楽曲転送などが可能だ。

SD100VのみFMステレオチューナーとボイスレコーダー機能を備え、ラジオの録音にも対応する。USB経由、付属ACアダプタでの充電に加え、SD100Vでは、充電する乾電池チャージャーが付属、乾電池経由での利用も可能。SD90には乾電池チャージャーは付属しない。

バッテリはいずれも角形ニッケル水素充電池で、持続時間は約14時間30分(音楽再生時)、SD100Vで乾電池チャージャーを併用した場合の持続時間は約50時間(同)だ。本体カラーはSD100Vがシルバーとブルー、SD90Vはホワイト、ブルー、レッドの3色。発売はいずれも4月8日で、実売想定価格は18,000円前後、14,000円前後。

フラッシュメモリ内蔵のMP720V/MP730Vは、独特の2ブロックデザインを採用、小型ながら優れた操作性を実現した、という。ディスプレイは漢字対応で、WMA/MP3形式の楽曲再生に加え、FMステレオチューナーとボイスレコーダー機能を備える。充電はUSB経由、ACアダプタの2つの方法が利用できる。

MP720V/MP730V

2ブロックデザインを採用

本体サイズは71.1(W)×23.2(H)×14(D)mm、約23.5gで、本体カラーはシルバー、ブルー、オレンジ、ホワイト、ブラックの5色を用意。バッテリは角形ニッケル水素充電池で、持続時間は約10時間。発売はMP720Vが4月8日、MP730Vが4月25日となり、実売想定価格は2万円前後、28,000円前後。

世界で初めて(3月17日現在)というSDカードスロット搭載のステレオシステムであるPM910DVD/PM710SDは、PCを使わずにSDカードに対して音楽CDの録音が可能。SDカード内の音楽再生にも対応する。PM910DVDについては、DVD-RAM、DVD±R/RWの再生に対応するDVDドライブを備える。

SDカード対応ステレオシステム

CDからMDが最大7倍速、CDからSDには最大4倍速で録音可能で、録音はAAC方式で行われる。録音モードはLP:長時間/SP:標準/XP:高音質の3モードが選べる。再生はAAC/WMA/MP3をサポート。CDからMD、MDからSD、CDからSDなど、9パターンの録音が行える点も特徴だ。

CDプレイヤー部としては、5CDチェンジャーを備え、音楽CD100枚文のディスク名/アーティスト名/曲名を、リモコン操作で本体に記録できる。ディスプレイは大型の5行表示対応ディスプレイを搭載した。

M710SDには高音域を補完する「コンプレッション デジタル リ.マスター」、M910DVDには「マルチ リ.マスター」を搭載。SDオーディオ(AAC)のハイクオリティな再生を可能にする「AAC リ.マスター」を採用。新開発の「H.BASS」回路により低域部分を仮想再生、コンパクトなスピーカーでも重低音を楽しめる、という。

発売はいずれも4月8日で、実売想定価格はPM910DVDが6万円前後、PM710SDが45,000円前後。

CMキャラクターにはアーティストの浜崎あゆみさんを起用。1GBのメモリに500曲が保存できる、ということで、自身の今までのアルバムがすべて保存可能と聞いて「(小さいのに)すごいですね~」

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