米MicrosoftがGroove Networksを買収、創業者の「ノーツの父」をCTOに

米Microsoftは10日(現地時間)、PtoPのコラボレーションソフトウェア(グループウェア)を開発する米Groove Networksを買収すると発表した。さらに、Groove Networksの創設者であるRay Ozzie氏が、Microsoftの最高技術責任者(CTO)に就任する予定だという。Ozzie氏はLotus Notesを開発した人物で、「Notesの父」としてグループウェアの世界では著名な人物である。同氏は1997年に独立してGroove Networksを設立し、PtoPグループウェア「Groove」の開発を行っていた。

米MicrosoftのCTOに就任する米Groove NetworksのRay Ozzie氏

Grooveは、電子メール、インスタントメッセージング(IM)、音声通話、掲示板、会議室、共有フォルダなど、およそビジネスマン同士のコミュニケーションに必要な道具を一通り兼ね備えた、PtoPをベースとするグループウェア製品である。Grooveの製品ラインには、クライアント向けの「Groove Virtual Office」やサーバ向けの「Groove Server」などがある。Groove Virtual Officeでは、通常の電子メールやIM機能のほか、プロジェクトごとにワークスペースという領域を設定し、掲示板や会議室、共有フォルダなどを限られたメンバーのみでシェアすることができる。このメンバーは社内の人間だけでなく、外部の企業の人間もインターネットを越えて参加することが可能である。逆を言えば、社外にいてもインターネットにさえ接続していれば、メンバーと通信することができる。

またLotus Notesの特徴である、オフライン状態にしてデータを持ち歩き、オンラインになったタイミングでデータを最新のものに更新するレプリケーション機能も装備している。Notesではデータ同期の相手は必ずサーバであるDominoにアクセスする必要があったが、Grooveでは、オンライン状態になっている他のメンバーのPCにアクセスすることでワークスペースの同期を行うことが可能で、この点がPtoPグループウェアならではの特徴となっている。

Groove NetworksとMicrosoftの両社は、実は今回の買収以前より深い関係にあった。Ozzie氏がLotusならびに同社を買収したIBMと袂をわかってGroove Networksを創立した後、2000年にGrooveの最初のバージョンを発表。その翌年の2001年以降、粛々と製品の開発と改良を続けるOzzie氏に、Microsoftは数千万ドル規模の投資を複数回にわたって行った。これにより両社の提携がスタートし、GrooveとMSN MessengerのIM機能を連携させたり、GrooveがWindows向けのアドオンを提供するなど、関係が深まっていった。そして今回、MicrosoftがGroove Networksを買収し、自身の製品ラインに組み込んでいくことを表明した。

当面は、Microsoft Officeファミリと同列の別製品として存在することになると考えられるが、今後はさらに他のOffice製品などとの連携を含め、製品同士が融合していくものと思われる。「Live Meeting」「Communicator」「Live Communication Server」「SharePoint」の製品に代表されるように、近年のMicrosoftはコミュニケーション関連の製品に非常に力を注いでいる。ここにGrooveを加わえることで、さらなるソリューションの強化を狙う。



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