電子切手サービス「Stamps.com」、手軽さとカスタムサービスで快進撃

Junya Suzuki  [2005/02/18]

インターネット経由で切手を購入して、そのまま手元で印刷できる電子切手サービスを提供する米Stamps.comが2月17日(米国時間)、前年同期比83%増の1,170万ドルの売上という、同社の2004年第4四半期決算報告を行った。この報告を受けて同社の株価は急騰、前日に15.61ドルで取引を終了した同社の株価は、取引の終了する東海岸時間の午後4時の時点で18.18ドルを記録している。長らく低迷の続いていた米国のハイテク系サービス業界で、Stamp.comは久々の大ヒットとなりそうな勢いだ。

「PCとプリンタ、インターネット接続という3点セットさえあれば、すぐにでも簡単に利用を開始できる」をうたい文句にサービスをスタートしたStamps.comは、ITバブル崩壊前夜の1999年に設立された。インターネット経由で切手を購入し、それを送付ラベルなどとともにプリンタで印刷するだけという非常にシンプルなサービスながら、手頃な利用料と切手購入のために郵便局に並ばずに済むという便利さから、個人からビジネスまで38万人以上のユーザーを抱え、現在でもその数を増やし続けている。

また同社では、PhotoStampsという新サービスのテストを米国郵政サービス(USPS)の下で続け、2004年第3四半期にようやく認可を得ることができた。PhotoStampsとは、デジカメで撮影した写真など、ユーザーの好きな画像をPhotoStampsのセンターにアップロードして、自分オリジナルの図柄の切手を作成できるというサービスだ。PhotoStampsの正式運用開始により、今後は個人ユーザー層に対しても広く市場を開拓していくことになるだろう。

オリジナル切手を作成できるPhotoStamps

今回の好調な業績に関して、同社CEOのKen McBride氏は「Stamps.comにとって今後の(好調な)ビジネスを予感させる第4四半期決算結果により、すばらしい年を終えることができた」と決算報告書の声明で述べている。この報告を受けて同社は、2005年の売上見通しを従来の4,350万ドルから4,850万ドルへと上方修正した。同社ではさらに、Stamps.com 5.0といういくつかの新機能を搭載したソフトウェアの新バージョンの発表を2005年第2四半期に控えており、この快進撃はしばらくの間続きそうだ。

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