ボーダフォンは、PDC方式対応の携帯電話として、加速度センサーなどを搭載、携帯電話を振ることで操作が行える「V603SH」(シャープ製)、TV機能を強化した「V603T」(東芝製)の2モデルを発表した。いずれもアナログTVチューナーを搭載、発売はいずれも2月中旬以降、価格はオープンプライス。
V603SHは、愛知製鋼と共同で開発したモーションコントロールセンサー「G2(ジー・スクウェア)モーションセンサー」を搭載。このセンサーは、XYZの3軸を検出できる磁気センサーと、2軸を検出する加速度センサーをワンチップに内蔵しており、携帯電話の向きや角度、端末を振る速度が算出できる。パッケージサイズは5.5×5.5×1.5mm、角度分解能は1度、応答性は0.001秒/軸だ。
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モーションコントロールセンサーを搭載した「V603SH」 |
これがG2モーションセンサー。携帯電話に搭載しても、大きな消費電力の上昇にはつながらないという。今後、他の携帯電話に搭載していくかについては現在検討中だそうだ |
これを搭載したV603SHは、携帯電話を傾けたり左右に振ったりすることで各種操作を実現。端末操作としては、携帯電話を動かすパターン(たとえば左右に振る)で、あらかじめ決めた動作を実行する「モーションコントロールショートカット」、端末を上下左右に傾けるだけで画面上をカーソルが移動する「モーションコントロールカーソル」、本体をシェイクすると「マラカス」や「ホイッスル」といった効果音が鳴らせる「シェイクサウンダー」といった機能を実現。またセンサーが方位を検出して端末が向いている方角を表示する「簡易方位計」も備える。
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メニューのツールからシェイクサウンダーなどが選べる |
シェイクサウンダーで鳴らせる音 |
さらにこのセンサーはアプリ側からも利用可能で、端末発表にあわせてセガとタイトーが「The House Of The Dead MOBILE」「振るスイング!ゴルフ」の2アプリをリリース。前者はアーケードゲームなどでも人気の3Dアクションシューティングゲームの携帯電話アプリで、センサーを活用し、携帯電話の向いている方向を動かすと画面上の視点も動く仕組みを導入。後者は、家庭用ゲームでも発表されていない最新のゲームで、ちょうど傘のように携帯電話をゴルフクラブに見立て、実際にスイングすることでボールを打つことができる。V603SHにはいずれも体験版がプリインストール。購入後すぐに試すことが可能だ。
センサーを制御するためのJava仕様は一般公開する予定で、今後はこれを利用したアプリの登場も期待できる。ボーダフォンでは、GPS機能について力を入れていく意向を明らかにしており、このセンサーとGPSを組み合わせることでナビゲーション機能を実現することも検討しているそうだ。なお、今回開発されたセンサーは2月から愛知製鋼が販売を行う予定で、今後は他のモバイル機器への適用も考えられる。
携帯電話としては、地上アナログTVチューナーに加えて電子番組表アプリを内蔵。見たい番組を探す、番組の詳細情報を調べると言ったことが可能。番組の録画・キャプチャ機能も搭載する。本体は液晶部を表にして閉じる「Swivel Style」を採用。本体を横にしてTVを視聴できるほか、モーションコントロールセンサーで端末の縦横位置を判断、自動的に画面表示を切り替えることができる。FM放送の受信も可能で、録音や聴取中の番組情報などを表示する「Now On Air」にも対応する。
そのほか、端末とTVを接続して、TV画面を使ったカラオケが可能で、採点機能も備えた「ケータイカラオケ V-kara Ver.2」を搭載。ミュージックプレイヤーにより「着うた」のランダム再生やリピート再生、イントロクイズといった楽しみ方が可能になる。
カメラは有効画素数202万画素CCDを採用。光学2倍ズーム、AF機能も搭載した。外部記録媒体はSDカード。
本体サイズは約50(W)×99(H)×25(D)mm、約142g、連続待受時間は約450時間、連続通話時間は約130分、ディスプレイは2.4型QVGA ASV液晶。Vアプリ(256KアプリVer.2)、着うた、ムービー変装、バーコード読み取り・作成機能などを備えるフルスペック端末となっている。実売想定価格は2万円台前半。
V603Tは、TV機能を中心に強化。サイドのボタンを押しながら液晶部分を360度回転させることができ、同時にTVが起動することで、素早くTVの視聴体勢に入ることができる。液晶を表にしたまま閉じた状態で卓上ホルダーに横置きでき、ホルダーをTVスタンドとして利用することも可能だ。
ユーザーからの持ち運びにくいという声に応える形でアンテナ付きのイヤホンも工夫し、リール式を採用したことで、持ち運び時にはイヤホンを巻き取って収納できるようにした。V603SHと同様、電子番組表アプリを搭載、番組の録画やキャプチャも可能だ。
採点機能付のカラオケアプリ「ケータイカラオケ V-kara Ver.2」、「着うた」プレイヤー、TV出力対応といった機能に加え、有効画素数131万画素のCMOSカメラ、QVGA・15fpsの動画撮影機能、15段階の拡大表示が可能な静止画ビューワー機能、情報を書き留めたカードを作成して検索もできる「ポケットデータベース」、国語・英和・和英辞書機能といった機能を搭載する。
本体サイズは約50(W)×103(H)×25(D)mm、約142g、連続待受時間は約380時間、連続通話時間は約120分、ディスプレイ2.4型QVGAスーパーファインポリシリコンTFT液晶。Vアプリ(256KアプリVer.2)、ムービー変装、今すぐ読メール、3D待ち受けキャラ「くーまん」などの機能を備えた。実売想定価格は2万円弱。
同社では現在、英Vodafoneとともに世界でそのまま使える3GのW-CDMA端末に注力していく意向を明らかにしているが、現行の2GであるPDC端末のユーザー数がまだ多く、PDC端末を望んでいるユーザーもいることから、従来通りのPDC端末も今後リリースしていく考え。
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