世界最小でカメラも音楽再生もiアプリも - ドコモ、「premini-II」を開発

NTTドコモは、独特の外観を備え、「世界最小のiモード端末」というコンセプトで発売された「premini」「premini-S」の世界観を継承するpreminiの第3弾端末「premini-II」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)を開発した。従来よりも大型化されたが、新たにカメラ機能を搭載、「世界最小のメガピクセルカメラ搭載iモード端末」となる。今回は開発発表だが、端末は2月にも発売される予定。価格はオープンプライスながら、実売想定価格は2万円台前半になる見込みだ。今までのpremini/premini-Sも併売される。

premini-II。本体カラーはBlack、Brown、Silverの3色

今までのpreminiシリーズは、通話・メール・iモードといったシンプルな機能だけで、コンパクトなきょう体に使いやすさを追求してきた。今回のpremini-IIでは、コンパクトなきょう体、使いやすさの追求といったコンセプトはそのままで、カメラ機能や音楽再生機能などを搭載して高機能化を図った。

それに伴い本体サイズは、preminiの約90(H)×40(W)×19.8(D)mm、約69g、premini-Sの92(H)×43(W)×22(D)mm、約67gからは大型化し、105(H)×46(W)×19.4(D)mm、97gとなった。それでも体積は79ccで、メガピクセルカメラを搭載しつつ、世界最小のiモード端末を実現した。

本体が大型化したため、デザインも大きく変更して直線を生かしたデザインとなり、従来の階段状の「スロープキー」から、ボタンを立体的に、ボタン間の幅を大きくとった「スレンダーキー」を採用。「このサイズでもっとも使いやすい形状を検討」(同社)した結果だそうだ。

小型ながら、premini、premini-Sよりは大型化され、デザインも変更された

直線を生かしたデザインに

ボタン周りのデザインが大きく変更されており、スロープキーからスレンダーキーに変わった

機能としては、有効画素数130万画素のCCDカメラを搭載。カメラは本体背面にあり、デジタルカメラライクに本体を横にして構える。本体側面にはカメラ起動・シャッターボタンが配置され、片手でカメラ起動・撮影までが可能だ。

カメラライクに横にして構える。シャッターボタンは側面

液晶は約1.9インチQVGAの全透過型TFT液晶を採用しており、高精細な画面表示を実現している。QVGA液晶を生かして、スケジュール機能を強化、予定の入っている時間をバーで示す週間表示が可能になった。

週間表示に対応したスケジュール

さらに音楽プレイヤー機能を搭載。メモリースティックDuoに対応しており、音楽CDから取り込んだり、エニーミュージックやインターネットからダウンロードしたりした楽曲データをカード内に保存、premini-IIで再生することができる。再生可能なフォーマットはATRAC3形式で、ATRAC3の著作権保護機能「マジックゲート」に対応する。マジックゲート対応メモリースティックDuoに保存した音楽ファイルは再生できるが、マジックゲート対応でも、メモリースティックDuo PROに保存された楽曲データは再生できないので注意が必要だ(画像やアドレス帳データなどをPROに保存することはできる)。

音楽プレイヤー機能を搭載。イヤホン端子は側面

プレイリストにも対応したプレイヤー

メニュー画面

音楽プレイヤー機能は、リピート再生やプレイリストにも対応しており、PCで作成したプレイリストを読み込んで利用することもできる。iモードやメール作成中にも音楽再生が可能だ。

小型ながら型番は506iであり、"おサイフケータイ"「SO506iC」からFeliCa機能を省いたものと同等の機能を備えるため、28.8kbpsの通信速度、iアプリ、といった506iシリーズ相当のスペックを持つ。

同社は、50xシリーズ、FOMA 900シリーズなどのシリーズモデルをメインとし、シリーズモデルではカバーできないユーザー層を、premini、らくらくホンといったコンセプトモデルで吸収する製品展開を行ってきた。今回のpremini-IIは、小型で使いやすい端末を求めつつ、高機能も要求するユーザー層をターゲットにしており、従来のpremini同様20~30代の男性と、カメラ機能の充実、メールの作成しやすさなどから女性もターゲットとする。

preminiシリーズは、ハードなpremini、ソフトなpremini-Sという位置づけで開発されており、premini-IIは、preminiに「パフォーマンス」を追加した位置づけとなる。今後は、premini-Sのような「ソフト」で高機能な端末も計画しているという。

preminiの位置づけ。premini-IIは「ハード」と「パフォーマンス」がキーワード。「ソフト」と「パフォーマンス」の位置に今後端末が追加される予定

同社では、ムーバからFOMAへの移行を推進しており、preminiシリーズのFOMA版も検討しているようだが、1年以内にpreminiのような小型FOMAの開発は難しい、との声もある。ただ同社は、通常のFOMA端末の小型化も含めて、端末の小型化に向けた取り組みは継続しており、将来的にはFOMA版preminiの登場も期待できそうだ。ちなみに、同じく現在同社が力を入れているFeliCa機能の搭載については、技術的には問題ないとのことなので、超小型の"おサイフケータイ"の可能性もありそうだ。

モデル premini premini-S premini-II
サイズ(H×W×D) 約90×40×19.8mm 92×43×22mm 105×46×19.4mm
質量 約69g 約67g 約97g
連続待受時間 約310時間 約460時間
連続通話時間 約110分 約140分
ディスプレイ 1.3型128×160 半透過型TFT 約1.9型QVGA 全透過型TFT

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