携帯電話は人体に有害か!? 危険性の確証は困難も、十分な注意を呼びかけ

湯木進悟  [2005/01/13]

英国放射線保護局(NRPB: National Radiological Protection Board)は、携帯電話が人体に与える影響などを調査したレポート「Mobile Phones and Health 2004」の発表を行った。健康への悪影響を確証することは現段階では難しいとしつつも、使用には十分な注意を払う必要性が強調されている。

今回の調査が実施された背景として、NRPB会長のWilliam Stewart氏は「10年前は英国内の携帯電話ユーザーは450万人だったのに対し、現在では5,000万人を越えるユーザーを抱える状況が見られており、携帯電話は便利な通信手段として広く日常生活に浸透している。しかしながら、だれもが利用しているからといって、健康への悪影響が潜んでいるかもしれないとの懸念を払拭できるわけではない」とコメントしている。英政府は、携帯電話サービスの普及を奨励する立場を取ってきたものの、携帯電話が人体に及ぼす影響を懸念する声も寄せられてきたという。

こうした状況を受けて、英政府は1999年に、専門家委員会となるIEGMP(Independent Expert Group on Mobile Phones)を設立して、携帯電話が健康に与える影響の調査を開始したとされ、2000年5月には報告書が出されるに至ったという。同報告書は「NRPBなどの定める安全基準値以下の電磁波にさらされることで、健康に悪影響が及ぶとの確たる証拠は見出されていない。しかしながら、現時点で全く何の害ももたらされないと結論付けることは不可能であるため、携帯電話技術の利用に際し、用心するのに越したことはない」との調査結果を明らかにしている。

今回の発表レポートでも、基本的に同じような結果が報告されており、Stewart氏は「携帯電話がこれほど広く用いられるようになったのは、ごく最近の現象であり、長年の使用で健康に悪影響がもたらされるのであれば、まだ十分な証拠が得られる段階には至っていないだろう。こうした不確実な状況を考慮するに、引き続き慎重なアプローチを取ることが勧められる」とコメントしている。特に子どもたちに及びかねない悪影響は過小評価すべきではなく、携帯電話の発する電磁波にさらされる時間が音声通話よりも短くなるテキストメッセージを利用するなど、注意深い配慮を示すことも提案されているようだ。

NRPBは、この分野で今後も研究を重ねていくことを強く勧めており、携帯電話の基地局(アンテナ)が人体に与える影響や、ハンズフリー通話キットの活用で実現する安全性など、さらなる実態の究明が求められている。



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