上空の飛行機でも携帯電話を利用可に? FCCが規制緩和方針

    湯木進悟  [2004/12/16]

    米連邦通信委員会(FCC: Federal Communications Commission)は、飛行機内での携帯電話利用に関する規制を緩和させていく方針「Notice of Proposed Rulemaking(NPRM)」を明らかにした。現在、同方針を巡る意見公募が実施されている。

    携帯電話を始めとする通信機器は、その発する電波などが航空機の運航の妨げとなる恐れもあることから、離陸後の飛行機内では使用が禁止される状況にあるものの、今回の規制緩和方針によって、他の通信システムなどへ悪影響を及ぼさない範囲で、離陸後も利用を認めることが提唱されている。これからFCCでは、規制緩和を適用する通信機器の周波数域などを対象にした意見を求める期間を設け、明確な方針を定めたいとしている。

    FCC長官のMichael K. Powell氏は「NPRMによって、飛行機内の携帯電話と地上を結ぶ円滑なコミュニケーションを確立するための重要な一歩が踏み出され、乗客および乗務員の双方に恩恵がもたらされることを期待している」とコメントした。同氏は、実際に飛行機内で携帯電話を使用可能になるまでに、米連邦航空局(FAA: Federal Aviation Administration)の規制緩和も必要となってくるものの、FCCでは不必要に厳しく機内での携帯電話利用を制限することがないよう、今回の決定に至ったとの説明を行っているという。

    なお、FCCでは、米Verizon Airfoneによって提供されている機内通信サービスについても、今後は新規参入を認めて、飛行機内で低価格の高速インターネット通信などを利用できる環境を整えていく方針が明らかにしている。

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