Googleが「Google Print」を拡張、図書館の蔵書を検索対象に

    Yoichi Yamashita  [2004/12/15]

    Googleは、提携する大学や公立図書館の蔵書をデジタル化し、検索できるようにする新プログラムを発表した。現時点で、ハーバード大学/スタンフォード大学/ミシガン大学/オックスフォード大学などの大学図書館、さらにニューヨーク市立図書館がパートナーに挙げられている。

    これは10月に始まった書籍検索サービス「Google Print」の拡張プログラムという位置づけになる。Google Printは、書籍の内容をスキャンしてGoogleの検索用のインデックスに追加している。ユーザーが検索したキーワードに該当する書籍が存在する場合、スキャンされた書籍の一部内容、出版社情報やオンライン書店へのリンクなどが表示される。図書館プログラムも同様に、蔵書をスキャンし、それらを検索用インデックスへ追加する。

    図書館の蔵書を加えたGoogle Printの検索結果は、著作権を反映した形で表示される。出版社が登録した著作権のある書籍の場合、これまで同様に書籍のスキャン画像や説明と共にオンライン書店へのリンクが表示される。パブリックドメインとなっている書籍の場合は、ユーザーの近くにある図書館の蔵書検索が可能になる。また、絶版書籍に関しては、古本の検索を用意する。

    Google Printの拡張は、ユーザーには「図書館の棚にしか存在しないような書籍に触れる機会」をもたらし、そして出版社や著者には「"Buy this Book"リンクや広告を通じた書籍販売の増加」というメリットがあるとしている。

    パイロットプログラムとして協力している図書館は、スキャン対象を一部の蔵書に限定しているが、ミシガン大学のようにすべての蔵書のスキャンを許可している図書館もある。

    「価値のある印刷物に世界中からアクセスできるようにするのは、今日の優れた公立大学の役目だと信じている」とミシガン大学のMasy Sue Coleman学長。同大学図書館には、約700万冊が収められているという。

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