米PalmSource、CMS買収でLinuxベースのPalm OS開発に着手

    Yoichi Yamashita  [2004/12/09]

    米PalmSourceは8日(米国時間)、中国のソフトウエア開発企業China MobileSoft(CMS)の買収を発表した。同社は買収資産に対して、157万株の普通株を発行する。買収手続きは、2005年2月末までに完了する予定。また、CMS買収に伴い、PalmSourceはLinuxベースのPalm OSを開発する計画を明らかにした。

    CMSは、携帯電話向けに多様なソフトウエアを提供しているほか、携帯電話に最適化したLinuxを開発している。CMSの買収によって、PalmSourceは携帯電話向けソフトウエアの製品ポートフォリオを拡充すると共に、中国市場で研究開発/販売/マーケティング資源を拡大できる。

    PalmSourceは今後も「Palm OS Garnet」と「同Cobalt」でスマートフォンを含むモバイル機器をサポートしながら、平行してLinuxベースのPalm OSを開発する。これによりPalm OSの独特なユーザーインタフェース、ソフトウエア・フレームワーク、各種アプリケーション、Palm OSユーザーと開発者コミュニティなどが、Linuxコミュニティに結びつけられることになる。

    発表では「PalmSourceは、Linuxコミュニティの中でパートナーとして活動し、Linuxがコンシューマーおよび企業向けモバイル市場で成長する手助けをする」と、その意図を説明している。形としては、AppleがUNIXベースでMac OS Xを開発し、オープンソースコミュニティとの関係を築いた手法に似ており、PalmSourceが技術/市場/ユーザーニーズなどでオープンソース・コミュニティの恩恵を受ける部分もある。

    「おそらく今日の発表のインパクトに、すぐに気づく人は少ないだろう」とOpen Source Initiativeの共同創設者Bruce Perens氏。「我々(オープンソース)のデスクトップおよびサーバ・ソフトウエアの多くが、"make"とタイプして、ソースがコンパイルされるのを待つだけで、モバイルプラットフォームへと移植できるようになる」と説明する。「これまでオープンソース・コミュニティはニッチなプラットフォームでしか活動できなかったが、Palm OSとのパートナーシップは大きな市場をもたらしてくれる」とPalmSourceの決断を歓迎している。

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