メール広告の効率アップか? ユーザーの目は肥えてくるも購入率が上昇

    湯木進悟  [2004/12/08]

    インターネット広告配信を行う米DoubleClickは、今年第3四半期(7~9月期)におけるEメールマーケティングの効果性などを調査したレポート「Email Trend Report」を発表した。インターネットユーザーの目が肥えるにつれて、開封される広告メールの割合は低下しつつあるものの、広告メールから購入ページへとジャンプして、実際にショッピングが行われる割合は増加傾向にあるとされている。

    同レポートによれば、今年第3四半期の広告メールの配信エラー率(配信されたものの届けられずに、エラーメールとして戻ってきたメールの割合)は10.7%とされており、前年同期の11.8%と比較して、配信状況には改善が見られたとされている。しかしながら、実際に受信された広告メールが開封されたかどうかを判定するメール開封率は平均34.3%となり、前年同期の37.1%より減少する結果になったようだ。通信販売および金融サービスの分野では、特に大きな減少が見られたという。また、配信された広告メールからURLをクリックして、インターネット上の商品ページへとジャンプしたかどうかを判定するクリック率も、前年同期より低下して8.2%にまで落ち込んだとされている。

    一方、コンバージョンレートなどとも呼ばれる、配信されたメールから商品ページへと移動して、実際にオンラインで商品を購入するに至った割合を測定する購入率に関しては、今年第3四半期に4.2%に達したとされ、前年同期の3.4%から増加しているという。同レポートでは、こうした数字を分析して、インターネットユーザーはメールの利用経験を積むことで、広告関連のEメールを開封して読む割合が減ってはいるものの、実際にメールを開いて商品ページへジャンプする時には、かなり意欲的にショッピングを行う傾向が強まりつつあるとの結論が出されているようだ。

    Email Trend Report

    同社のStrategic Services部門を率いるKevin Mabley氏は、今回のレポートについて「Eメールはマーケティングツールとして効果的で、コミュニケーションのツールとして定着してきたことが示されている。より消費者の好みに適した広告メールを配信することにより、今後も効果性は高まっていく傾向が強いと考えている」とコメントした。

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