サン、Solaris 10を発表

代表取締役社長のダン・ミラー氏

サン・マイクロシステムズは同社オペレーティングシステムの新製品「Solaris 10 オペレーティングシステム」を発表した。すでに米国で発表されていたもので、今回、日本での提供およびサポートサービスの価格体系などが発表された。

Solaris 10は、システムの自動修復機能やパフォーマンスボトルネックの特定を助けるダイナミック・トレース機能、独立したインスタンス内でアプリケーションを実行できるSolarisコンテナといった機能が特徴となる、UNIX OS。同社では今回、「オープンソース」を標榜しており、ソースコードをオープンにする計画も表明している。ソースコード提供のライセンス形態などについて、現時点では明らかにしていないものの「オープンソースコミュニティの団体との話し合いは持っている」(同社)とする。

今回のバージョンアップに際して同社では価格体系も大幅に変更、1~4CPUまでの使用権については無料、サポートサービスについて料金を徴収するという方針をとっている。サービス料金は1CPUあたりの年額制。ベーシック・サービスで14,400円、スタンダード・サービスで28,800円、プレミアム・サービスで43,200円(いずれも税別)となる。

この料金体系の変更により、同社ではSolarisの導入に際するリスクの低減を図る。従来の料金モデルではイニシャルコストがライセンスごとに加算され、特に大規模な導入で障壁となることが多かった。今回のモデルでは年単位の使用時間・使用人数(CPU)数に応じた料金が加算されることとなり、イニシャルコストの低減が期待される。

また、SPARCプラットフォームのほかx86プラットフォームも正式にサポートされる。x86プラットフォームについてはIA32アーキテクチャだけでなくAMD OpreronなどのAMD64アーキテクチャやIntel XeonなどEM64Tにも対応する。同社ではこれにより、「市場に現存する大部分のCPUアーキテクチャにおいてSolarisを動作させることが可能となった」とする。

複雑性の解消とトータルコストの削減。この2つが、現在同社の戦略における柱となっている。今回のSolarisはこれらを実現するための核となるべきもの。マルチプラットフォーム対応はシステムの単純化と管理コストの削減、新料金システムはトータルコストの削減をはかったものだ。



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