GIGABYTEのマザーボードもPentium 4のクロック倍率変更機能を搭載

    石川ひさよし  [2004/11/22]

    GIGABYTEは、同社のIntel 915/925チップセット搭載マザーボードで利用可能となる新機能「CPU Adjustable Multiplier(C.A.M.)」を明らかにした。

    新機能C.A.M.は、本来固定されているPentium 4プロセッサの標準クロック倍率を変更でき、14倍に設定できるというもの。同社の検証例では、ベースクロックが200MHz、倍率が17倍で動作するPentium 4 3.40GHz(LGA775)を用い、倍率を14倍に、ベースクロックを243MHzに引き上げて同じ約3.40GHzで動作。標準動作とC.A.M.を適用した場合とで比較を行っている。なお、同社検証のマザーボードは「GA-8ANXP-D」、BIOSは「ver. F5」とされている。

    CPUクロックC.A.M.倍率FSBメモリクロックメモリ帯域幅
    3.40GHzYesx14243MHz646MHz10.33GB/sec
    3.40GHzNox17200MHz533MHz8.6GB/sec

    この機能の利用は自己責任となるが、ベースクロックを引き上げることでメモリクロックもオーバークロック状態(メモリ側が高クロックに耐えられる必要がある)となり、同じCPUクロックでもメモリ帯域幅が向上するといったメリットがある。同社のテストではPCMark04やSandraのメモリベンチマークにてメモリ帯域幅の向上が確認でき、そのほかにも3DMark05でも若干のスコア向上が確認されているようだ。

    Sandra・PCMark04でのメモリスコアは110~120%の向上

    3DMark05もわずかだが向上が確認できる

    C.A.M.機能は対応BIOSが必要と思われるが、BIOSの「Motherboard Intelligent Tweaker(M.I.T.)」項目から「C.A.M.」を設定することで利用可能となる。オプションは、「High」(デフォルト)と「Low」が用意されており、HighはCPUの標準倍率で動作、Lowは14倍の設定となる。

    Motherboard Intelligent Tweaker(M.I.T.)からC.A.M.を設定する

    C.A.M.を設定。標準はHighになっており、これをLowにすることで14倍が利用可能となる

    同様の機能は最近マザーボードベンダーの中で広まっており、LGA775プロセッサ自作におけるトレンドとなるか注目だ。

    あわせて、Intel 915/925マザーボードで利用できるもうひとつの機能「Robust Graphics Booster(R.G.B.)」も明かされた。こちらはPCI Expressグラフィックにおいて機能するもので、CPUとグラフィックメモリ間のデータ転送を最適化し、パフォーマンスを向上させる機能と説明されている。利用にはBIOSの「Motherboard Intelligent Tweaker(M.I.T.)」項目から「Robust Graphics Booster」を設定する。オプションは「Auto」(デフォルト)、「Fast」「Turbo」が用意されており、通常であればAuto、必要に応じて他の2項を選べる形となる。

    Motherboard Intelligent Tweaker(M.I.T.)からRobust Graphics Boosterを設定する

    オプションはAuto、Fast、Turboの3つ

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