男鹿和雄の世界が東京・大手町駅で - エプソン協力、「ハウルの動く城」も

  [2004/11/22]

都営三田線・大手町駅構内で、セイコーエプソンのプリント技術で再現された男鹿和雄氏の作品展が開催されている。同氏は、スタジオジブリ作品を中心に活躍するアニメーション美術・挿絵画家。今回は、「千と千尋の神隠し」など、同氏が描いたジブリ作品の背景画やオリジナル作品から、日本の原風景画57点がコンコースの両壁面に描かれている。また、19日より、「ハウルの動く城」(20日・全国東宝洋画系ロードショー)のポスター展示も開始された。

男鹿和雄氏の日本原風景画をピエゾグラフで

大手町駅構内コンコースの両壁面に再現。映画で見た風景が並ぶ

作品展が行われているのは、都営三田線・大手町駅のコンコース(約100m、両側壁面約450平方m)などを使用した「読売新聞・大手町ミュージアム」。「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」のスタジオジブリ映画5作品から背景画31点と、詩画集「第二楽章」などで同氏が描いたオリジナル作品26点が壁一面に再現されている。

セイコーエプソンによれば、これらは、A3・B4などの原画をもとにデジタルプリント技法「ピエゾグラフ」で再現したもので、同社 デザインセンター ピエゾグラフラボラトリー主任の土屋友幸氏は、「男鹿氏の描く風景は、細かく、繊細。拡大してもその質感を表現できるよう、男鹿氏と相談しながら調整を行った。特に、男鹿氏の描く緑と空の青は透明感があり、夏の感じ、冬の感じといったその季節感は、他の技術ではまず出せないのでは」と話している。

男鹿和雄氏オリジナルの作品の調整が最も難しいという

「あの映画で見た風景だよね」と見入る歩行者の姿も

ハウルの動く城も

なお「ハウルの動く城」は、同社のプリンター「PX-9000」で出力されたポスターがラミネートされ、大手町駅の支柱24本にデザインされている。作品は高さ約1.2m、幅約2.3m、柱1本につき3枚で制作されており、全ての出力には3時間弱程度の時間を要するという。スタジオジブリの最新作とあって、足を止め、作品に見入る人の姿も多く見かけられた。

すでに「ハウルの動く城」を鑑賞したという土屋氏によれば、「さすがスタジオジブリという素晴らしい作品の仕上がり。木村拓哉さんの声も、ハウル役にしっくりくる」とのこと

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