メガピクセル携帯がスキャナに! 欧州で生まれた新技術をライセンス提供

    湯木進悟  [2004/11/17]

    Xerox Research Centre Europe(XRCE)

    米Xeroxは、同社の欧州研究機関となるXerox Research Centre Europe(XRCE)において開発が進められた、カメラ付き携帯電話をスキャナとして利用可能にする新技術を発表した。すでに各携帯電話メーカーなどに向けたライセンス提供が開始されている。

    フランスはグルノーブルに位置するXRCEにて研究開発が行われたという同技術は、カメラ付き携帯電話で撮影された画像を補正して、カラー画像を白黒イメージへと変換するソフトウェアを搭載することによって、携帯電話のデジタルカメラ機能をスキャナとして拡張できるようになるとされている。変換された画像は、G4(Group 4)規格のファックス通信に利用されるフォーマットへと圧縮して転送され、PCやサーバで文字認識の処理を行うといったイメージの利用スタイルが想定されているようだ。

    XRCEで画像処理の研究チームを率いるChristopher Dance氏は、同技術で高い文字認識精度が実現するため、外出先で手書き文字を含む多種多様な情報をカメラ付き携帯電話で撮りこみ、即座に処理画像をオフィスに転送して情報交換を行うといったケースなど、幅広いビジネス分野で利用が進むものと期待しているという。すでに同技術は、以前から高い完成度に仕上がっていたとされるものの「今年になってメガピクセル級のカメラ付き携帯電話が登場してきたため、ようやく実用化が可能な段階に達した」と、同氏はコメントしている。

    現在、同社は米IPValue Managementを通じて新技術のライセンス提供を行っているとされ、これから同技術を応用した多彩なアプリケーションやサービスが登場してくることが期待できる。

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