男性の高所得者層で強まる携帯電話への依存度

    湯木進悟  [2004/10/25]

    フィンランドのNokiaは、英MORI(Market & Opinion Research International)が実施した、携帯電話の利用によって、どれほど固定電話の利用度に変化が見られるかなどの調査結果をまとめた最新レポートを発表した。

    同レポートは、英国の2,011人に上る15歳以上の男女、韓国の1,000人に上る18歳以上の男女、米国の2,241人に上る15歳以上の男女、ドイツの1,015人に上る16歳以上の男女を対象に行われたインタビュー調査に基づき、日常生活において、どのようなコミュニケーションのスタイルが選ばれているのか、その現状を浮き彫りにすることが目指されたという。調査結果からは、4カ国で4,500万人以上の携帯電話ユーザが、ほとんど自宅でも音声通話に固定電話を使用することなく生活しているとのデータが算出されたようだ。

    結果によれば、固定電話利用離れの傾向は男性により顕著に見られ、高所得者層になるほど、また、通話件数の多いユーザほど、携帯電話に完全に依存する利用スタイルが目立っている。一方、通話時間が長くなるケースには、努めて固定電話を用いて通話料金を下げるようにしているとの回答も少なくなく、携帯電話での通話では音質が低下することを気にするユーザも依然として多いようだ。また、年齢が上がるにつれて、携帯電話より固定電話を好む女性の割合が高まっているという。

    今回のレポートでは、携帯電話の通話料金が下がり、音質も向上していくことで、今後さらに固定電話の利用離れが進むと予測されており、データ通信の分野でも、携帯電話への依存度が一層強まると見られている。

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