「Mac-on-Linux」のOS X版登場 -本物のMac OSをOS Xで

PowerPCプラットフォームで動作するMac実行環境「Mac-on-Linux」(MOL)のOS Xへの移植がアルファステージを迎え、GUIフロントエンドの「Mom.app」とともに公開された。Mom.appの利用により、Mac OS X上でMac OS 9などのシステムを稼働させることが可能になる。Mom.appの動作には、シングルプロセッサのPowerPC G4を搭載したMacintosh(G5は非対応)のほか、XFree86の移植版である「X11.app」が必要。Mom.appのバイナリは、開発者のTed Bonkenburg氏のWebサイトから入手できる。

PowerPCのコードを直接実行できるMOLは、いわゆるエミュレータと比較して動作が高速なことが特徴。Mac OS 8.6以降をクライアントOSとするときはシステムに含まれるROMファイルを利用できるため、Mac実機からROMイメージを吸い出す必要はない。なお、公開中のMom.appには最新のバイナリ(MOL 0.9.71-pre1)が収録されているが、現時点ではサウンド機能やネットワーク機能が未実装などLinux/PPC版と状況が異なる。

MOLはGPL準拠のオープンソースソフトウェアであり、Vine LinuxなどPowerPC用Linuxディストリビューションで3年以上の実績を持つ。対応するCPUはPowerPC 603/604/G3/G4(Altivec対応)、クライアントOSとしてはMac OS 7.5.2~9.2.2、Mac OS X 10.1~10.3.3、およびLinux/PPCをサポートしている。AmigaOneやPegasosといったMacintosh以外のPowerPCアーキテクチャにも移植されているが、Apple Computer製ハードウェア以外でのMacOSの使用はライセンスで禁止されている。



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