1,000万ドル獲得に挑むSpaceShipOne、第1回目の飛行を成功

    Yoichi Yamashita  [2004/09/30]

    Ansari X PRIZEに挑戦しているSpaceShipOneが29日(米国時間)、第1回目の飛行を無事に終了した。

    X PRIZEは、規定の有人弾道宇宙飛行に成功した最初の民間チームに1,000万ドルを与えるコンテスト。賞金を勝ち取るには、パイロットと二人の乗客を乗せた状態で、14日間以内に2度、高度100キロを超える飛行を成功させなければならない。SpaceShipOneを擁するMojave Aerospace Venturesが賞金獲得に挑む初のチームとなった。

    SpaceShipOneは、White Knightという飛行機に搭載された状態で離陸し、高度約15,000メートルの空中から宇宙に向かって発射される。この日、カリフォルニア州モハベは天候に恵まれ、White Knightは予定通り午前7時12分に離陸。SpaceShipOne発射後、機体に横ゆれの問題が見られたため、地上からは予定よりも早くロケットモーターを切るように指示された。しかし、パイロットのMichael Milvill氏は、高度100キロを超えたことを確実に確認できる地点まで引き延ばしたという。現在、X PRIZEの公式発表を待っている状態だが、高度100キロを少なくとも500メートルは超えたとしている。

    2回目の飛行は10月4日を予定している。横ゆれに加えて、予定よりも11秒早くロケットモーターを切るなど、いくつかの問題が生じたため、最終スケジュールとはなっていない。

    SpaceShipOne

    Scaled Compositesで行われているSpaceShipOneの開発には、Microsoftの創業メンバーだったPaul Allen氏がスポンサーとなっている。Mojave Aerospace Venturesは英Virginグループと、技術ライセンス提供で合意しており、X PRINZE挑戦後はSpaceShipOneをベースとした商業宇宙飛行用の宇宙船開発が進められる。

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