ニコン、デジカメとPCを無線接続する新画像転送技術「PTP/IP」を発表

 

ニコンは13日、デジタルカメラとPCの間を無線LAN接続する新画像転送技術「PTP/IP(Picture Transfer Protocol over Internet Protocol)」を発表した。PTP/IPはFotoNationが開発した通信プロトコルで、デジタルカメラとPCをUSB接続するために使われているPTP(ISO 15740)を拡張した。同社はFotoNationとMicrosoftで協力して開発を進めている。

USB接続のPTPはデジタルカメラで既に採用されており、Windows XPではドライバなしで接続するだけで簡単に使用可能。メモリカードリーダーのようなマスストレージ接続と比べて、PCからカメラをコントロール可能なところが特徴である。今回、PTPを無線LAN接続に拡張することで、デジタルカメラからケーブルレスで直接プリンタなどへ画像転送が可能になる。野球場、陸上競技場などケーブル敷設が困難なイベントなどで無線LANを通じで容易に画像転送ができるため、ハンドリングの改善、機材軽減に大きく貢献すると期待できる。

ニコンは2003年に既にカメラとPCを無線LAN接続するワイヤレストランスミッター「WT-1」(IEEE802.11b規格準拠)を発売しているが、PC側にFTPデーモンを設置するなど複雑な設定が必要だった。今回、既にデジタルカメラで使われているPTPを拡張することで、接続設定を容易にするねらい。また、同社によれば現在開発中のPTP/IP採用ワイヤレストランスミッターでは、WT-1に比べて高速な画像転送が可能であるという(WT-1と同様にFTP転送にも対応可能)。具体的な利用周波数帯などについてはFotoNationが仕様を詰めている段階という。

ニコンでは、このPTP/IP技術を一眼レフカメラだけではなく、COOLPIXシリーズにも展開していく予定。ISOでのPTP分科委員会のプロジェクトリーダーでもあるFotoNationのCEO、Eran Steinberg氏は「PTP/IPはデジタルカメラのワイヤレス時代到来を意味する」と語っている。

MicrosoftではPTP/IPを画像だけでなく、音楽、動画ファイルも扱えるよう拡張し、MTP(Media Transfer Protocol)と名付け、PTP/IPを包括する規格として開発を進めている。将来的には、PC、デジタル家電まで含めたネットワーク規格として構想しているという。

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