ゲームソフト市場はまだ伸びる - 日本に迫る英国のゲーム人気

 

英国のゲームソフトウェア業界団体となるELSPA(Entertainment and Leisure Software Publishers Association)は、世界のゲームソフト市場動向などを調査したレポート「Interactive Leisure Software: Global Market Assessment and Forecasts to 2007」を発表した。英国のゲーム業界の好調ぶりが浮き彫りになっている。

英Screen Digestが実施した調査に基づいた同レポートによれば、2003年の世界のゲームソフト市場規模はUS182億ドルに達しており、前年比10.8%増の伸びを見せたという。世界第1位のゲームソフト市場を有するのは米国となっており、それに日本、英国が続くという。世界のゲームソフト市場は今後も成長を遂げ、2007年にはUS211億ドル規模にまで到達するとの予測が出ている。

同レポートで最も注目すべき点として挙げられたのは、2003年にゲームソフトの売上高がUK11億5,200万ポンド(約2,260億円)と過去最高を記録した英国市場である。昨年は英国のゲーム業界において、ソフトウェアおよびハードウェアの総売上高が、2年連続でUK20億ポンド(約3,900億円)を超えたことも明らかにされている。欧州でトップとなる英国のゲームソフト市場は、フランス・ドイツ両国のゲームソフト売上高を合計しても、なお英国の売上高に届くことはないという。ちなみに日本の業界団体であるコンピュータエンターテインメント協会(CESA)が発表した「2004CESAゲーム白書」によると、日本国内における2003年のゲームソフトの総出荷額は2,306億円となり、減少傾向が見られているようだ。

今回、同レポートが公表した情報によれば、1995年から英国内で販売されたPCを除いたゲーム機の総数は2,500万を超えており、この数字は全家族に少なくとも1台のゲーム機が所有されている状況に値するという。同じ時期に英国内で販売されたゲームソフトの本数は2億8,000万本を上回り、これは1家族につき平均11本のゲームソフトが普及しているとの数字になるようだ。一方、世界では1995~2003年中に、35億本以上のゲームソフトが販売されてきたと、同レポートは示している。また、欧州市場全域で販売されているPlayStation 2向けゲームソフトのうち、英国のゲームメーカーが開発したソフトが、米国と並ぶ最大シェアを占めており、日本のゲームケーカーが供給するソフトの市場占有率を上回っていることも明らかにされた。

Screen Digestのアナリスト主任であるBen Keen氏は「現在も好調な売上げを見せるゲーム業界だが、新たに各社が携帯ゲーム機を発表すれば、次世代の専用ゲーム機が登場する前に、市場の成長速度に弾みがつくことを期待している」と語った。

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