ユーザーを盗み撮りするワーム「Rbot-GR」

    Yoichi Yamashita  [2004/08/24]

    英Sophosが、感染したPCのWebカメラやマイクを使って、ユーザーの行動をスパイするワームの存在を報告している。

    「W32/Rbot-GR」は感染したPCにバックドアを開くトロイの木馬型のワームで、Windowsの脆弱性を利用してネットワーク共有から感染を広げる。外部から感染したPCにリモート接続できるようになり、Webカメラやマイクを介して、ユーザーの知らない間に行動が記録される可能性をSophosは指摘している。また、独自のEメール・エンジンを備えており、ユーザーのキーストローク、各種アプリケーションのパスワードやプロダクトキーなど、ハードディスク上の様々な情報が盗み取られる可能性があるという。

    Sophosのシニア技術コンサルタントのGraham Cluley氏は、「このワームを作成した人物は、企業などから情報を盗み取るプロかもしれないし、好奇心旺盛なティーンエイジャーかもしれない。現時点で確実なことは分からない」と幅広い可能性を指摘する。Rbot-GR感染によるプライバシー侵害が気になる人には、Webカメラを取り外すか、機能を停止させた上で、ワーム対策を徹底することを勧めている。

    Webカメラの悪用は着実なワームの進化を示しており、「より多くのハッカーが、異なった機能を組み合わせたプログラムを作り出しているようだ」と、多様な機能を備えたワームの脅威が今後も増える可能性を警告している。

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