Netscapeは消えず! 最新バージョン7.2リリース

    Yoichi Yamashita  [2004/08/18]

    米Netscape Communicationsは、Webブラウザの最新版「Netscape 7.2」の配布を開始した。Mozilla 1.7.2をベースに、パフォーマンスの向上やセキュリティ機能の強化が施されている。現在、Netscape Browser Centralで、英語版のWindows用/Mac用/Linux用がダウンロード公開されているほか、CDバージョンとガイドブックのセットを14.95ドルで販売している。

    バージョン7.2はレンダリングやアプリケーション起動のスピードが向上し、軽快に動作する「最速のNetscape」になっているという。ポップアップ・ブロック機能は、オフ時でも開かれるポップアップ・ウインドウ数に制限を設けられるなど、より詳細な管理が可能になった。パスワードを管理するパスワード・マネージャーが新たに追加され、Windows版にはMacromediaのFlash 7プラグインが含まれる。また、Composerにテーブル編集のコントロールが追加された。

    Netscape MailではvCardがサポートされるようになり、Palm OS搭載機との間でアドレスブック・データを同期するPalm Syncの機能が改善された。

    AOL傘下ならではの進化を遂げているNetscape

    2003年7月に米America Online(AOL)はMozillaプロジェクトを独立させて、Mozillaブラウザの技術開発から手を引いた。当時最新版だったNetscape 7.1が最後のバージョンになるという見方が強かったが、今年に入ってAOLはNetscapeブランドの再興に乗り出した。1月にはNetscapeブランドの低価格インターネット接続サービスを開始。AOLはブロードバンド接続中心のプレミア・サービス、Netscapeは低価格ダイヤルアップ接続サービスというブランド戦略を展開している。

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