5年後の携帯電話の人気サービスは? やはり基本はテキストメッセージと予測

米Strategy AnalyticsのWireless Internet Applications(WIA) Service部門は、今後5年間における携帯電話上のデータサービスなどの利用状況を予測したレポート「Cellular Data Forecast(2004-2009)」を発表した。以前の予測を上回るスピードで、順調に市場が成長すると見込まれている。

同レポートによると、今年の携帯電話データサービスの世界市場規模はUS610億ドルであるのに対し、2009年にはUS1,890億ドルと、現在の3倍以上に市場が拡大することが予測されている。同社の上級アナリストのPhilip Taylor氏は「高機能な携帯電話端末が急速に普及し、多彩なコンテンツおよびデータサービスの利用が進んでいる事実を考慮して、以前の予測を上方修正することに決定した」とコメントする。

しかしながら、携帯電話上でデータサービスの利用が伸びているとはいえ、5年後の収益をカテゴリ別に分析してトップに立ったのは、メールやインスタントメッセージなどのコミュニケーション分野。写真や動画などマルチメディアを駆使したコミュニケーションのスタイルが現在より普及してくると見られるものの、ショートメッセージサービス(SMS)など、依然としてテキスト中心のメッセージ交換が、コミュニケーション分野の収益の大半を占めると予測されている。続いて、音楽およびスポーツの2本柱でエンターテインメント分野のコンテンツ利用が進むとされ、着信メロディやオンラインゲームなどの提供企業は大きな収益も期待できるようだ。また、3Gサービスの普及に伴い、動画の配信サービスなど、情報と娯楽を融合した、いわゆるインフォテインメントの分野においても、今後の成長が見込まれている。

携帯電話データサービスの世界市場規模(2009年)

同社のGlobal Wireless Practice部門で副社長を務めるDavid Kerr氏は「携帯電話データサービスの多くは、2002年後半から2003年にかけてサービスを立ち上げ、今ようやく大きな成長期に入ってきている。効果的なマーケティング、利用料金の低価格化、通信速度の向上、携帯電話端末の高機能化、ユーザーインタフェースの改良などの要素が相まって、今後も成長が予測される」と語った。

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