JPドメイン名がIPv6に対応 -トップレベルドメインとして世界初

    海上忍  [2004/07/22]

    日本レジストリサービス(JRPS)は21日、JPドメイン名がIPv6に完全対応したことを明らかにした。JPドメイン名を管理するネームサーバ(JP DNS)のIPv6アドレスがルートサーバに登録された結果、ドメイン名に「.JP」を含むノードについて、ルートサーバを除くすべてのネームサーバでIPv6による名前解決が可能になった。

    今回のJRPSの対応により、「.JP」は「.KR」(韓国)とともにトップレベルドメイン(TLD)としては世界で初めてIPv6に対応したことになる。ただし、ルートサーバへのアクセスには従来どおりIPv4が使用されるため、IPv6での名前解決には当面IPv4を併用する形式となる。JRPSでは、この課題をクリアすべくインターネットコミュニティとの協力を進めるほか、他団体との次世代インターネット普及度測定の共同研究を継続するとしている。

    現在利用されているIPアドレス(IPv4)は32ビットで表現され、約43億のIPアドレスを管理できる。当初は十分と考えられていたが、インターネットが急速に普及するにつれ近い将来にはIPアドレスが不足する可能性が高まったことから、次世代のIPv6への移行が進められつつある。128ビットで表現されるIPv6では、利用可能なアドレスがIPv4の4乗(43億×43億×43億×43億)という天文学的な数にまで増加する。

    インターネットでは、IP接続されている世界中のホストに階層構造を持つ一意な文字列を割り当て、人間が理解しやすい形式での通信を可能にしている(ドメインネームシステム)。実際の通信時にはIPアドレスへと変換する作業が必要となるため、ドメイン名とIPアドレスの対応表を情報として持つネームサーバ(DNSサーバ)がその役割を担う。JRPSは、JPドメイン名の登録/管理およびDNSの運用を行うことを目的として、JPNICの決議にもとづき2000年12月に設立された。

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