オープンソース版.NET「Mono 1.0」正式リリース

    海上忍  [2004/07/01]

    米Novellは6月30日(米国時間)、Microsoft .NET開発プラットフォームのオープンソース版「Mono 1.0」を正式にリリースした。MonoプロジェクトのWebサイトからは、Monoのランタイム環境やコンパイラ(Mono C# Compiler)などのソースコード一式のほか、Linux x86(SLES 8、SUSE 9/9.1、RedHat 9、Fedora Core 1/2)とWindows 2000/XP、そしてMac OS X用のバイナリが配布される。Mono 1.0の主要な構成内容は以下のとおり。

    • C# 1.0コンパイラとクロスプラットフォーム対応の言語エンジン(ECMA CLI、IKVM)
    • Microsoft .NET互換のラインタイム環境
    • Microsoft .NET 1.1 Framework互換のクラスライブラリ

    Monoプロジェクトは、GNOMEの開発でも知られる新興企業XimianのCTOであるMiguel de Icaza氏により、UNIX系OSなど各種プラットフォームにおいてMicrosoft .NET互換環境の実現を目指すべく2001年7月に設立された。Ximianは2003年8月にNovellによって買収されたが、Linuxを核としたビジネスモデルを確立しようとするNovellの方針により、そのままIcaza氏をリーダーとして開発が継続されていた。

    現在Novellにおいて開発担当副社長の任にあるIcaza氏は、Mono 1.0のリリースにあたり、「Linuxは先進のデスクトップ環境として進化するのみならず、既存のツールが極度に専門的で複雑なために、開発用アプリケーションの分野においても変化を続けている。Monoはとても扱いやすいうえに商用製品としての品質を持つ、ツールとAPIの一式を備えたLinuxデスクトップ/サーバ向けの開発環境だ。公開された標準と実績のあるプログラミング言語およびライブラリをベースにしているうえ、クロスプラットフォーム対応はWindowsのほか、Mac OS Xなど他のUNIX系OSにまで及んでいる」とのコメントを寄せている。

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