対角1インチでQVGA・400ppiの解像度 - 凸版、高精細な電子ペーパーを開発

      [2004/05/31]

    凸版印刷は、E Ink方式の電子ペーパーディスプレイとしては世界で最も高精細という対角1インチで解像度QVGA・400ppiのディスプレイを開発した。背面板としてシリコンチップを組み合わせ、「これまでにない超高精細化・超小型化を実現」したという。

    電子ペーパーは、「紙とディスプレイの長所を併せ持った次世代の反射型液晶表示媒体」とされており、紙と同等の表示品質とディスプレイのような情報の書き換えやすさ、それでいて丸められて携帯が容易、などといった多くの長所がある。各社が開発にしのぎを削っており、凸版は、2001年5月に提携した米E Inkの開発した方式を採用した電子ペーパーを開発している。E Ink方式の電子ペーパーを採用した製品では、すでにソニーが「LIBRIe」(リブリエ)と呼ばれるe-Bookリーダーを発売している。

    今回は、背面板に既存の半導体製造装置で製造可能なシリコンチップを組み合わせたことで、高精細化、小型化を実現したという。表示サイズは対角1インチ、解像度はQVGA(320×240)、400ppiというレベルで、E Ink方式では世界で最も高精細、他社の方式の中でも「高いレベル」(同社)だという。

    現状では、カードの券面での情報表示や、ウェアラブルやハンドヘルド情報機器向けなどでの用途を想定、すでに展示会ではカード券面を利用したデモを展示しているほか、各メーカーなどと製品化に向けた話し合いを進めているという。同社によれば、商品化の提案があればすぐにでも量産化・製品化する準備はできているそうだ。

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