米Yahoo!、ツールバーにスパイウェア対策ソフトを統合

米Yahoo!は、ツールバーからスパイウェアの検出・削除を可能にする「Anti-Spy for the Yahoo! Toolbar」のベータテストを開始した。

Yahoo! Anti-Spy 0.9(Beta)。簡単な操作でスパイウェアの検出・削除が可能。リストア機能も用意されている

Anti-Spyは、ペンシルバニア州カーライルを本拠とするPestPatrolのテクノロジを利用している。インストール後、Yahoo! Toolbarで[Anti-Spyを実行(Run Anti-Spy)]をクリックすると、Anti-Spyが起動する。あとは[スキャン開始(Begin Scan)]ボタンを押すだけでシステムのチェックが始まり、検出されたスパイウェアやアドウェアはユーザーの任意で削除できる。

一般ユーザーには有害・無害の見極めが難しいプログラムもあるため、Yahoo!はツールバーからワンクリックでアクセスできる「Anti-Spywareコミュニティ」というコミュニティサイトを用意している。同サイトでは、トップ5リストや関連ニュースなどスパイウェア/アドウェアの最新情報、ユーザー同士がセキュリティ関連の話題を討論できるフォーラムなどを提供している。

規制法の施行に至ったスパム問題に続いて、米国ではスパイウェア/アドウェア対策が論争の的となっている。セキュリティソフトベンダーのMcAfee Securityによると、昨年8月時点で同社が検出したスパイウェア/アドウェア数は200万に満たなかったが、今年の3月には1,400万を超えているそうだ。

4月には連邦取引委員会(FTC)で、スパイウェア/アドウェア対策を議論する研究会が開催された。だが、合法的な広告活動への影響、対策技術が熟成していない段階での法的対応の危険性を指摘する声などがあり、今後の方針を示せるような結論には至っていない。

問題を難しくしているのは、単なる広告からユーザーのタイピングを記録するキーロガーのような危険なプログラムまで、非常に幅広い範囲のプログラムをスパイウェア/アドウェアの一括りで議論している点が挙げられる。

まずはユーザーが本当に危険なプログラムの存在を知ることが大切であり、Anti-Spyのような無料検出ソフトの提供、専用コミュニティサイトの運営は重要な一歩となりそうだ。



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