米国ニューメキシコ州のBill Richardson州知事は、米X PRIZE Foundationによって、民間企業などが宇宙旅行の実現を目指して競う宇宙船開発プロジェクトの競技会「X PRIZE CUP」の開催地として、同州が正式に選ばれたことを明らかにした。
1996年5月よりエントリーが受け付けられてきた「X PRIZE」コンテストにおいては、高度100kmまで3人を乗せて飛び、無事に地球へと帰還してから2週間以内に再び宇宙旅行を実現できる「RLV(Reusable Launch Vehicle)」と呼ばれる飛行機の開発が目標とされているようだ。最初に目標達成へと至った開発チームに対しては、US1,000万ドルの賞金が与えられるという。米Advent Launch Services、米Scaled Composites、米Armadillo Aerospace、米InterOrbital Systems、米Space Transportといった米国内からの参加チームのみならず、英Starchaser Industries、カナダのCanadian Arrow、ルーマニアのARCA、アルゼンチンのPablo De Leon & Associatesなど、すでに7カ国から20を超える研究開発チームのエントリーが発表されている。
ニューメキシコ州は、こうしたエントリーチームが一堂に会して開発機を披露するX PRIZE CUPの開催地に決定しており、初のエキジビションが2005年夏に開かれる予定になっているという。Richardson州知事は、他にもフロリダ州、カリフォルニア州、オクラホマ州なども開催地に立候補していたことを明らかにしている。今回の正式決定を受けて、ニューメキシコ州はラスクルーセス近郊に宇宙船基地の建設を進めるとしており、現時点でUS900万ドルの費用がX PRIZE CUPに関連したプロジェクトへ費やされることが決まっているようだ。X PRIZE CUPは毎年開催予定のイベントになっており、当面はホワイトサンズにあるミサイル射撃演習場を利用していく案も出されているという。
Richardson州知事は、X PRIZE CUPの開催によって数多くの観光客がニューメキシコ州を訪れることになり、宇宙旅行関連のビジネスで同州を発展させられることへの期待を表明している。
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