オープンソース版.NET「Mono Beta1」がリリース

Monoプロジェクトは4日、Microsoft .NET開発プラットフォームのオープンソース版「Mono Beta1」をリリースした。2001年7月に発足した同プロジェクトは、Linuxを含むUNIX系OSとWindows(XPなどNT系)を対象に、C#やC、C++、PascalやCobolといったさまざまなコンピュータ言語に対応する.NET互換環境の実現を目指している。Monoを利用することにより、デベロッパはWindowsとUnix/Linuxの両方で動作するアプリケーションの開発が可能になる。

Mono Beta1は、ソースコードのほかにRedHat 9.0/x86とSUSE 9/x86、およびWindows版のバイナリが配布される。正式版となるMono 1.0は2004年度第2四半期のリリースが予定されているが、2002年時点では2003年末と公表された過去があるだけに、若干の遅れもありそうだ。なお、MonoプロジェクトのリーダーであるMiguel de Icaza氏は、2003年8月にNovellに買収されたXimianのCTOであり、統合デスクトップ環境「Gnome」を立ち上げた人物としても知られている。

.NETはMicrosoftが開発した技術だが、Javaを意識したとも言われる新しいプログラミング言語「C#」などその仕様はオープンにされているため、Monoのようなクローンの成立する余地がある。GUIアプリケーションだけでなくWebサービスなど企業向けの開発環境となりうるため、.NET互換環境をUNIX/Linux上に実現するMonoは、Linuxを中心としたビジネスモデルを確立しようとするNovellの重要な戦略の1つと目されている。



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