RIAA訴訟の脅威は違法ファイル交換の抑制に効果

    Yoichi Yamashita  [2004/04/27]

    全米レコード協会(RIAA)の訴訟という海賊行為対策は、違法なデジタル音楽ファイルの交換の抑制に奏効しているようだ。

    Pew Internet & American Life Projectの調査によると、米国のインターネット・ユーザーのうち、14%が「音楽ファイルのダウンロードを止めた」と回答。また、ダウンロード経験者のうち、RIAAの訴訟が理由で「ダウンロード回数が減少した」と答えた人が38%、「ダウンロードを止めた」と答えた人が33%だった。

    一方、音楽ファイルをダウンロードしている人は18%と、前回調査の14%よりも増えた。正規のダウンロード・サービス利用者の増加が主な理由と見ているが、訴訟の対象となりにくい規模の小さなファイル共有ソフトの利用者が増えている可能性も指摘している。調査は、2004年2月3日から3月1日の間に、1371人の成人インターネット・ユーザーを対象に実施された。

    ソフトウエアやサービスの利用状況を継続的に調べているcomScore Media Metrixによると、2003年11月から2004年2月の間にKaZaAユーザーはおよそ500万人減少。2003年6月の3500万人をピークに、2月時点のユーザー数は約2000万人となっている。同様にBearShare、WinMX、Groksterなどのユーザーも減少したが、eMule、BitTorrent、iMeshにはユーザー増加の兆候が見られるという。

    有料の音楽ファイルダウンロードサービスはユーザー数を着実に増やしている。MusicMatch、Napster、iTunes Music Store、Listen.com、Walmart、Liquid.comなど、主要6サービスの3月のユニークビジター数は約1100万人となっている。

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